【くじ切りがくれた、見えない安心】


〜高次脳機能障害の僕が「龍神の型」に出会って救われた話〜


ある日、YouTubeで斎藤一人さんの動画を見ていたとき、「くじ切り」という言葉が心に引っかかりました。

それは、目に見えない“バリア”を張る祈りの型。自分を守る波動の動作。


ちょうどその頃、僕は週に一度だけ出勤していました。

在宅勤務が中心の中で、慣れていない人たちと一日中一緒に過ごすのは、正直かなりのストレスでした。


でも、ただのストレスではなかったんです。

僕には高次脳機能障害という後遺症があり、「普通に働く」こと自体が、ものすごく神経をすり減らす作業でした。



■ 健常者の常識と、僕の現実


会社に行けば、そこは健常者の世界。

彼らのスピード、彼らの常識、彼らのルール。


でも、事故で脳に損傷を負った僕は、

以前のような処理速度も、判断力も、記憶力もない。


「できて当たり前」とされることが、どうしてもできない。

それなのに、できない自分を責めてしまう。

すると、心に余裕がなくなって、どんどん自信を失っていく。


そんな中で、軽く嫌味を言ってくる人や、

明らかに“圧”をかけてくる人も現れました。


心の中では、

「やめてほしい」

「怖い」

「でも負けたくない」

そんな気持ちがずっと渦巻いていました。




■ そんな僕を守ってくれた、くじ切り


ある日、「くじ切りには結界の力がある」と知り、

朝、家を出る前にやってみました。


「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」

九つの言葉を心の中で唱えながら、

空中に九字を切るように手を動かす。


すると、不思議と心にふわっとバリアが張られる感覚があって、

「大丈夫かもしれない」と思えたんです。




■ 会社のトイレで、机の下で、くじを切る


それから僕は、会社のトイレで何度もくじを切りました。

そして、誰にも気づかれないように、

席に座ったまま机の下でそっと手を動かし、何度も何度もくじ切りをした日々がありました。


「ここは安全だ」

「自分は守られている」

そう思えるだけで、心が少し軽くなり、

まるで見えない龍神さまが、僕の背後にいてくれるような感覚になれたんです。



■ 遠くの人への祈り、波動の変化


くじ切りには、自分だけでなく、

遠くにいる誰かにエネルギーを送る力があるとも聞いて、

親しい人たちを思い浮かべながら、そっと手を合わせました。


すると、心の奥がふんわりと温かくなって、

「自分にはまだ、与える力があるんだ」

そんな風に感じられたんです。



■ 赤ちゃんが笑った日


ある日、親戚の1歳半の赤ちゃんに会ったとき、

最初は「誰?」という目でじっと僕を見ていて、泣くかもしれない空気が漂っていました。


そこで僕は、トイレに行き、くじ切りをして、

「この場があたたかい空間になりますように」とエネルギーを送ってみました。


するとどうでしょう。

戻った瞬間、その子がニコーッと笑顔で寄ってきて、キャッキャと声を上げて笑ったんです。


その時、はっきりと感じました。

**「ああ、波動ってちゃんと伝わるんだ」**と。



■ 僕にとって龍神とは


龍神さまは、目には見えないけど、

僕の魂を守ってくれている存在。


お金の神様でもあり、勇気をくれる存在でもあり、

「見えないけれど、確かにいる」と感じるから、心が整う。



■ このくじ切りを、誰に届けたいか?


もし、昔の僕のように、

自信を失って、誰かの視線にビクビクしている人がいたら、

ぜひこの“くじ切り”を知ってほしい。


見えないけれど、確かに力がある。

自分の波動が変わることで、周囲の空気さえも変えられる。

それが、**「魂の結界」**だと思います。



■ 最後に


高次脳機能障害を抱えている僕にとって、

「人と関わること」は、時に命がけのような感覚でした。


でも、くじ切りがあったから、何度も心を守れました。

自分を信じる小さな祈りとして、今でも静かに、心の中でくじを切っています。


もし、この記事が誰かの「見えない安心」につながったら、

それだけで、僕の今日の一日も、意味があると感じられます。