【第3回|鎌数伊勢大神宮:光に照らされ、自分の価値を思い出す】


〜自己肯定感・愛と感謝の再発見〜



鎌数伊勢大神宮を訪れた時、僕の中である「ひかり」が静かに灯り始めました。

それは、外から差し込む光ではなく、ずっと奥の方で忘れていた“自分の中にある光”でした。



◆「あなたの中に、ちゃんと光があるよ」


カウンセラーの人に、何度も言われた言葉がありました。

「あなたの中に光があるよ」――

その言葉が、最初はピンとこなかった僕の心の奥に、少しずつ届いていたのかもしれません。


そして、ある時ふと、相手の中にも同じ光を見たんです。

それが「自分の中にも同じものがある」という確信になっていきました。

人の中にある光と、自分の中にある光は、繋がっているんだと気づいた瞬間。

それは、心がポッと温まるような、優しい気づきでした。



◆「頑張ってるよ」と、自分に言える日が来た


僕は高次脳機能障害という見えない障害を抱えて生きています。

記憶が抜けたり、思考がうまく回らなかったり、人と同じように振る舞うことが難しい日もあります。


昔の僕は、

「もっとやらなきゃ」

「これじゃだめだ」

そんな“足りなさ”の視点ばかりで、自分を責めていました。


でも今は、

「こんな状態でも、よく頑張ってるよ」

「これだけできているって、すごいことだよ」

と、心から思えるようになってきました。


障害を抱えて生きることが、どれだけ大変で、そしてどれだけ尊いことか。

自分自身を肯定できるようになってきたことは、まるで天照大神の光が心の奥を照らしてくれたような、そんな感覚でした。



◆いちばん伝えたい「ありがとう」は、自分自身へ


鎌数伊勢大神宮の境内で手を合わせたとき、

自然と胸の中から出てきた言葉は、「ありがとう」でした。


誰に対して?

そう思ったとき、まっさきに浮かんだのは――「自分自身」でした。


ずっと頑張ってきた自分へ。

苦しくても、諦めずに前を向こうとしてきた心へ。

何度も涙をこらえて、誰にも見せずに立ち上がってきた、その魂へ。

「本当にありがとう」――その言葉を、やっと自分に贈れた気がします。



◆すべてを照らし、すべてを肯定してくれる光


天照大神の光は、とてもやわらかくて、あたたかい。

そして、どんな自分でも包み込んでくれるような、広くて深い優しさを感じました。


「そのままでいいんだよ」

「あなたは素晴らしいんだよ」

そんなふうに語りかけてくれるような光でした。


その光に照らされている自分を感じながら、自然とこんな言葉が出てきました。



◆「あなたは光」


感謝と愛に満たされた心で、僕がいま伝えたいのは――


「そのままで、大丈夫」

「あなたは素晴らしい」

「あなたは光」


この言葉を、今悩んでいる誰かにも、かつての自分にも、届けてあげたい。

自分の価値を忘れそうになったとき、どうか思い出してほしい。

あなたの中にも、必ず光はあるということを。