第2章|あるものに目を向け、感謝する力


〜感謝の目で世界を見つめる〜



「ありがたいな」と気づける心が、未来を変えていく


今日、生きている。

今日、働けている。

ご飯が食べられる。楽しく過ごせる。

自分の体が動く。友達がいる。

――それって全部、奇跡のように“ある”ことだったんですね。


かつて当たり前だと思っていた家族や弟、会社や友人たち。

今こうして生きて、繋がっていられることが、どれほどありがたいことか。

心が目を覚まし、ようやく見えるようになってきました。



「すでにある」ものに気づいたとき、世界が変わる


あるものに目を向けるようになってから、

日常の景色が、まるで光に包まれたように感じました。

草木、風、鳥の声、空の色――

すべてが愛に満ちていて、自分がそれに支えられていると感じられる。


それはまるで、“ワンネス”の世界。

「ひとつの命が、すべてとつながっている」という感覚。



感謝は、心にそよぐ“癒しの風”


感謝が湧いたとき、

心は穏やかになり、優しく満たされ、ふわっと軽くなります。


たとえば、会社に行くのが辛かった時期。

それでも優しく声をかけ、教えてくれた同僚に

「ありがとう」と伝えたことは、魂に深く刻まれた記憶です。


その「ありがとう」には、

まるで爽やかな風が吹き抜けるような、

心がふわっとほどけるような優しいエネルギーがあった。



感謝の習慣が、波動を整えていく


感謝をすることで、波動がふわっと整っていく感覚があります。

自然と笑顔になり、心は明るく、安定し、光が差し込むようになる。


不満を持つ自分は、どうしても心が暗くなってしまう。

恨み、妬み、焦り…それはまさに“地獄の波動”。

だけど、感謝する自分は、心が明るくふわふわしていて、

まるで天国のような心地よさを感じさせてくれます。



感謝の心で迎える未来は、必ず明るい


今この瞬間、呼吸できることに感謝。

肺に感謝、酸素に感謝、地球に感謝。

今日という日に、「ありがとう」と言えることがたくさんあります。


生きていてありがとう。

仕事ができてありがとう。

仲間とつながれてありがとう。

人の幸せを願えてありがとう。


そうやって感謝の気持ちで未来を迎えるとき、

待っているのは――

光に包まれた、愛に満ちた、爽やかな風の吹く一日。


そしてその一日は、

また次の素晴らしい一日へとつながっていくのです。



今日のまとめ|“ある”世界に感謝をこめて


「ないもの」を探すのではなく、

「すでにあるもの」に心を向けるだけで、

人生は、すでにこんなにも豊かだったと気づける。


今日もまた、感謝という名のストーリーを一緒に綴っていきましょう。