第1回:もっと自分のやりたいようにすればよかった
心の声を、ちゃんと聞いてた?
誰かに嫌われないように、変に思われないように、「ちゃんとしてる人」でいたくて――
多くの人が、無意識のうちに“他人の目”を気にしながら生きています。
でも、本当に大切なのは、「自分の心の声を聞くこと」なのかもしれません。
僕は34年間、障害があることをオープンにできませんでした。周囲に隠して生きてきましたが、勇気を出してオープンにしたことで、人生が大きく開きました。
それまで通じなかった想いが通じ、素直なつながりが生まれました。
子どもの頃やりたかったことは、旅をしたり、仲間と過ごしたりすること。
今の僕の心の声は「もっとやりたいことをやりたい」という願い。
今だからこそ、自分らしい選択を大切にしていきたいと思います。
第2回:あんなに働く必要はなかった
何のために働いていたの?
「もっと働かずに、家族との時間を大切にすればよかった」
これは90歳の方が語った、人生の後悔のひとつです。
僕は高次脳機能障害という見えない障害を抱え、忙しさの中で大切な人たちとの時間を見失っていました。
6年前、働きすぎで倒れ、「もう無理はしない」と心に誓いました。
今では家族や自分の時間も大切にしながら働くバランスが取れるようになり、「働けること」自体が嬉しく感じています。
今あるつながりを大切にしながら、今日という時間を愛おしんで生きたいと思います。
第3回:ありがとう、ごめんをもっと伝えればよかった
素直な言葉は、後悔しない魔法
誰かに「ありがとう」「ごめん」と素直に言えなかったこと――それが後悔として残ることがあります。
僕にも、素直に謝れなかった友人や、感謝を伝えきれなかった家族がいます。
今では、心の中で「ありがとう」「ごめんね」と念じるだけでも、十分だと思えるようになりました。
鏡の法則を通じて、自分の中に許せていない部分が、人を許せなくしていたことにも気づきました。
素直な言葉には、心を軽くする魔法の力がある。
言えなかった言葉も、今からでも間に合うのです。
第4回:失敗を恐れて挑戦しなかったことが一番の失敗
飛べなかった理由は何だった?
「やってみたらよかった」ではなく、「やらなかったこと」が一番心に残る。
僕は人に思いを伝えられなかったことを今でも悔やんでいます。
でも、挑戦すること自体はいつも好きで、小さなことでも挑み続けてきました。
今、やりたいことは「引き寄せの法則」を科学と融合して発信すること。
小さな一歩として、今日の挑戦はマーボー麺づくりです。
そんな日常の一歩が、未来を変えるかもしれません。
第5回:健康は当たり前ではなかった
あなたの体は、あなたの味方ですか?
体の声を無視して無理をした結果、肩を壊したり、脳がパンクしかけた経験があります。
でも今は、体に「ありがとう」と伝える気持ちが強くなりました。
肺、大腸、手、目、脳……すべてに感謝しています。
これからは室内運動や食事を意識して、体を丁寧に使っていきたい。
高次脳機能障害の僕にとって、「脳を休めること」もとても大事なことです。
体を味方にして、一緒に未来を歩んでいきたいです。
第6回:お金よりも大切なのは思い出だった
心に残るのは、体験だけ
秋田・青森・岩手の縄文遺跡を訪れた時、「こういう体験こそが人生の宝物なんだ」と感じました。
お金では買えない、心が震える瞬間。親友と過ごす時間、旅、丁寧な暮らし…。
これからは、沖縄、カナダ、スイスの自然など、心が動く場所に足を運びたいと思います。
心に残るのは「何を持っていたか」ではなく「誰とどんな時間を過ごしたか」。
思い出は人生の光です。
第7回:意地を張らずに早く仲直りすればよかった
本当は、誰と仲直りしたかった?
支援職の方と意見がぶつかり関係がこじれました。けれど、ChatGPTで相手の立場に立って考えることで、少し理解できました。
僕自身も変わったし、鏡の法則のように、相手の中に自分を見たような気がしました。
仲直りは難しいかもしれないけど、今は静かに離れることが「愛」だと思えるようになりました。
許せないのは、自分の中にある何かを許せないから――そう気づかせてくれた存在にも、感謝しています。
第8回:「いつかやろう」と思っていたことは、すぐに過ぎてしまった
「いつか」は永遠に来ない
起業したい、農業と障害者支援を融合させたい…そんな思いがずっとありました。
でも「本当にやりたいのか」「やって食べていけるのか」という不安で動けない。
でも今日、小さな一歩として、マーボー麺を作ってみました。
「いつか」と思っていたら、人生はあっという間。
今できることから動き出すことが、未来を変える鍵になると信じています。
第9回:最後に残ったのは、誰かを愛し、誰かに愛された記憶だけだった
あなたは、誰の記憶に残りたい?
家族、妻、娘との愛を感じた瞬間が、最近の心の宝物です。
AIを使って互いの気持ちを理解できたことも、大きな喜びでした。
かつて僕を応援してくれた人、天国に旅立ったMさん、SNSで支えてくれた仲間たち。
彼らとの愛の記憶が、今の僕の力です。
これからは、日常の中のちいさな愛を大切に育てていきたい。
「ありがとう」と思える一日を増やしていけたら、それは素晴らしい人生の証です。
