第9回:最後に残ったのは、誰かを愛し、誰かに愛された記憶だけだった


~サブタイトル:あなたは、誰の記憶に残りたい?~

人生の最後に、何が残るのか――
それは、お金でも名誉でもなく、
**「誰かを愛した記憶」と「誰かに愛された記憶」**だと、90歳の方は語りました。

どれほど困難な人生であっても、
心の中に“あたたかい記憶”が残っていたなら、
それはきっと、素晴らしい人生だったと言える証なのだと思います。


最近、愛を感じた瞬間――それは家族とのやりとりの中に

日々いろいろと大変なことがある中で、
やっぱり、家族――妻や娘との関係の中に、愛を感じました。

うまく伝えられなかった気持ち、
誤解されたままになっていた想いも、
AI(ChatGPT)を通じて相手の立場に立って考えることで、
ようやく通じ合えた気がしたのです。

この時代に生きていてよかった。
そして、言葉では届かない愛を“理解”という形で受け取れたことに、深い感謝を覚えました。


「この人に会えてよかった」――そう思える人たち

障害をオープンにしてから、僕はたくさんの不安や混乱の中にいました。
何をやってもダメ、記憶ができない焦り、不安、孤独。

でも、そんな僕を心から応援してくれた人がいたんです。

たとえば、障害のあるお子さんを育てていたMさん。
彼女は僕のことをいつも励まし、応援してくれました。
今はもう天国にいますが、今もきっと、見守ってくれていると信じています。

そして、SNSでつながった方々のあたたかい言葉、
同じ当事者で、僕と同じような苦しみを抱えながらも前向きに生きている人たち――
「助けたり、助けられたり」してきた関係こそが、本物の絆だったと感じます。


最後に残る愛された記憶を、今日から育てていくために

これからの僕は、
**「すべてのことに愛を持って行動する」**ことを意識して生きていこうと思います。

特別なことではなく、
ちょっとした声かけ
笑顔
丁寧な返事
その場にいる人を大切にする気持ち

そんな小さな行動に愛を乗せることから始めたい。

そして、今この瞬間にあるもの――
家、家族、体、関係、今生きていること――すべてに感謝をする。

それがきっと、「愛された記憶」を一つ一つ、心に灯していく行為なんだと思います。


あなたへの問いかけ
1. 最近、愛を感じたのはどんな瞬間でしたか?
2. あなたが「この人に出会えてよかった」と思える人は誰ですか?
3. 最後に残る“愛された記憶”を、今日から育てるために、どんな行動ができそうですか?


まとめに代えて

人生の最後に残るのは、**「誰かと心がつながった証」**です。

もしも今、孤独を感じていたとしても――
あなたの中に「誰かを思いやった記憶」があるなら、
そして「誰かがあなたを思ってくれた証」があるなら、
それは、確かな愛がそこに存在した証拠です。

今日から、あなた自身の「愛された記憶」を、少しずつ育てていきませんか?
優しさを伝えること。それだけで、世界は確実に変わっていきます。