第6回:お金よりも大切なのは思い出だった


~サブタイトル:心に残るのは、体験だけ~

歳を重ねるごとに、心に残るのは「どれだけお金を稼いだか」よりも、
**「どんな景色を見て、誰とどんな時間を過ごしたか」**という“思い出”の方でした。

大切なのは、心が震えるような体験、ふとした会話、
そして、時間をかけて心の中に積み重なっていく“感動”だったのです。



行ってよかったと思えた場所:縄文遺跡

最近行って「本当に良かったな」と思ったのは、
秋田・青森・岩手の縄文遺跡群でした。

20年以上前から惹かれていた「縄文時代」への憧れ。
そして念願叶って訪れた、三内丸山遺跡や大湯環状列石――。

そこで僕は、縄文人も食べていたという栗を拾い、風を感じ、
「この場所で1万年以上、人々が平和に暮らしていたんだ」と、
時を超えて魂が震えるような感覚を覚えました。

その瞬間、僕の中に
「こういう体験こそが、人生の宝物なんだ」と深く刻まれました。


思い出を作るために、お金では買えないもの

思い出をつくるには、何よりもまず**「時間」**が必要です。

忙しい日常を抜け出して、長い休暇が欲しい。
旅に出るのもいいし、家でのんびり過ごすのもいい。
一緒にご飯を食べたり、ただ話したり、
親友との時間を丁寧に味わうことも、かけがえのない宝物です。

お金で買える贅沢よりも、
心がときめく瞬間を、いかに多く過ごすか――
それが僕にとっての「豊かさ」だと、改めて感じています。













今だからこそ、行ってみたい場所たち

今の僕が「行ってみたい」と思っている場所――
•沖縄 アリビラ、ブセナテラス:リゾートでのんびり過ごしてみたい
•シンガポールの高級ホテル:少し背伸びして、心を開放したい
•カナダ・バンクーバー:かつて留学していた思い出の地に再訪したい
•スイスの大自然:時間が止まったような絶景に身をゆだねてみたい
•日本の阿蘇・高千穂峡:大地のエネルギーに触れ、魂を整えたい

こうして書き出してみるだけで、心がワクワクしてきます。
**行くこと自体が目的じゃなくて、“自分を感じるための旅”**なんだと思います。


あなたへの問いかけ
1.最近、「行ってよかったな」と思えた場所はどこですか?
2.思い出をつくるために、お金では買えない「何」を選びたいですか?
3.「今だからこそ」行ってみたい場所はありますか?


まとめに代えて

人生の終わりに振り返って残るのは、
手にしたモノではなく、心に残った体験。

どんな景色を見たか。
どんな気持ちで過ごしたか。
誰と笑ったか。

そんな一瞬一瞬が、僕たちの人生を豊かにしてくれるんだと思います。

今だからこそ、自分の心がときめく場所へ。
あの時、行ってよかったと思える未来の思い出を、
今日から少しずつ、紡いでいきましょう。


次回:第7回「つまらない意地を張らず、もっと早く仲直りすればよかった」~本当は、誰と仲直りしたかった?~ に続きます。