~サブタイトル:心の声を、ちゃんと聞いてた?~
「もっと自分のやりたいようにすればよかった」
これは、90歳になった一人の女性が語った「9つの後悔」のうちの最初のひとつです。
誰かに嫌われないように
変に思われないように
「ちゃんとしてる人」でいたくて――
多くの人が、無意識のうちに“他人の目”を気にしながら生きています。
でも、本当に大切なのは、**「自分の心の声を聞くこと」**なのかもしれません。
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僕の体験から――
僕は34年間、障害があることをオープンにできませんでした。
高次脳機能障害という見えにくい障害。
記憶ができない、段取りが難しい、自信が持てない――
そんな自分を、ずっと隠して生きてきました。
それは良かった面もありました。
でもやっぱり、心の奥でずっと「無理している自分」がいたことも確かでした。
勇気を出して、自分のことをオープンにしてから、人生が開いてきました。
それまで会えなかった人たちに出会い、共鳴が起きて、心がほどけていったんです。
自分をさらけ出すことで、「本当のつながり」が始まった。
それは、僕にとってものすごく大きな変化でした。
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子どもの頃にやりたかったことって?
思い返すと、僕は旅をすることが好きでした。
仲間と一緒に笑って過ごすこと、
一緒に何かを作ったり、生活を楽しむこと。
それが自然と、心をわくわくさせてくれたように思います。
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今、「本音」はどこにある?
今、僕の心の中には
「もっとやりたいことを、やりたい!」
という声があります。
本当はまだまだできていないことがある。
もっと発信したい。もっと感じたい。もっと人と関わりたい。
自分の“やりたい”を素直に選ぶ生き方へ、僕は今、進み始めています。
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あなたへ問いかけてみたい3つの質問
(ぜひノートに書いたり、心の中で答えてみてください)
1. 最近、人の目を気にして本当の自分を押し殺した瞬間はありましたか?
2. 子どもの頃、心が喜んでいたことは何でしたか?
3. 今、あなたの「本音」はどこで眠っていますか?
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まとめに代えて
この章を通して伝えたいのは、
**「自分らしさを取り戻すのに、遅すぎることはない」**ということです。
やりたかったことを思い出して、
今からでも少しずつやってみる。
他人の目ではなく、自分の心を指針にする。
それが、人生の後悔を少しでも減らしてくれる、
「本当に大切なこと」なのかもしれません。
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次回:第2回 あんなに働く必要はなかった 〜何のために働いていたの?〜 に続きます。
