第2章 意識だけが現実を変えられる


1. 「意識しないと何もできない」という才能

事故後すぐに分かった。
自分は「意識しないと行動できない」存在になった。
ずっとそれは“ただの不自由”だと思っていた。
だけど40年経ったある日、量子力学と出会った。

「意識して観測すると、その瞬間に現実が生まれる。」

この言葉に触れたとき、全身が震えた。
僕はずっと、一秒一秒、意識して生きてきた。
記憶障害を超えて、自分という存在を築いてきた。
それは、単なるリハビリではなかった。
それは「量子の世界を動かす、生きた実験」だった。

そして僕はようやく気づいた。
これは――才能だったのだ。


2. 一瞬一瞬を意識で生きるということ

僕の一日は、すべて「意識」でできていた。
視線を変える。ただそれだけで、記憶は消えてしまう。
だから、視線を変える前に「これをやるぞ」と何度も心で叫び、意識の炎を灯す。

記憶が消えなかった――
それだけで、喜びだった。奇跡だった。

でも、怖さもあった。
「失敗したらどうしよう」「また記憶が消えるかも」
そんな不安があると、記憶は定着しない。
だから、恐れを意識が超えていく必要があった。

意識し続けることで、僕は生きていた。
一日の終わりには、全身が疲れ果てていた。
でも、それでもまた意識を灯して歩き出した。


3. 行動を生み出すのは、意識という光

意識によって、僕は未来を変えてきた。
「こうなりたい」と強く意識すれば、その通りになった。
出会いたい人を思えば、その人と出会えた。

ある日、「すべてを肯定しよう」と決めた。
すると、世界が変わり始めた。
前は苦手だった人が、優しくなった。
僕の目に映るすべてが変わった。

意識が世界を変えたのだ。


4. 僕にとって、意識とは何か

意識とは――命の火。
意識しないと、すべてが霧のように消えてしまう。
ポカンとして、何が何だか分からなくなる。

でも、意識すれば、記憶は残る。
意識すれば、行動できる。
意識すれば、人生を創造できる。

僕にとって意識とは、生きることそのもの。
そして、毎瞬ごとに灯してきた命の火なのだ。


この章の締めくくりにも、前章のように読者へのメッセージや未来への言葉を添えたいと思います。
次のような感じで、いかがでしょうか?


意識という名の命 ― 第2章の終わりに

人よりも、何十倍、何百倍も「意識して生きる」。
それは苦しみでもあるけれど、光でもあった。

僕は、意識という名の炎を、一秒一秒燃やしてここまできた。
そして気づいたんだ。
意識こそが、世界を変える力だったということに。

今、あなたが何かに悩み、立ち止まりそうになっていたとしても――
どうか、ほんの少しでいい。
「こうなりたい」と意識してみてほしい。

その瞬間、世界は動き出すから。