【シリーズ:魂の気づきと再生】


第9章:「“見えない力に導かれて”〜今ここにある奇跡を信じて〜」

時々、ふと感じることがあります。
「これは、自分の意志だけじゃない。何か大きな力に導かれている」
そんな見えないけれど、確かに“ある”何か。

僕の人生は、そんな**“目に見えない力”との共創**でできている気がします。


■魂の導きとしか思えない出会い

障害を負ってから、初めて心の奥まで理解してくれた森恵さんとの出会いは、
まさに“導かれた”としか言いようがありません。

強制的ともいえるようなタイミングでの出会い。
そしてその後、森恵さんは夢に現れて、**「こうしてほしい」**と僕に伝えてくることもありました。

亡くなったあとも、彼女との心のつながりは続いています。
それは「偶然」ではなく、魂同士の約束の続きなのだと思います。


■偶然のようで、実は全部“必然”

これまでの人生を振り返ると、
一見大変だった出来事や困難な時期が、
結果的にはすべて**「良くなる過程」**だったと感じます。

タイミングはいつもベスト。
一歩ずつ、ちょうどよいときに必要なことが起きてくれている。

それに気づいた時、
人生のすべてが奇跡の連続に見えてきました。


■記憶できない僕は、直感で生きている

僕は高次脳機能障害の影響で、
日々の記憶がリセットされ、複雑な判断が難しい状態です。

だから、僕は**「直感で生きる」**ことを選んでいます。

ふと感じた方向に動く。
なぜか気になる場所に行ってみる。
「これだ」と思ったときに行動する。

それが時に間違いだったり、何かを見逃すこともあるけれど、
それでも不思議と、**大切なことだけは“ちゃんと届く”**ようになっています。


■誰かの言葉に救われる奇跡

SNSで自分の障害のことを発信したとき、
たくさんの温かい言葉が届きました。

会ったこともない人たちが、
寄り添い、励まし、優しい気持ちを送ってくれた。

その一つひとつが、僕を救い、
また一歩前に進む勇気を与えてくれたんです。


■「守られている」と感じる毎日

なぜか分からないけど、「守られている」。
僕はそう感じる瞬間が、毎日のようにあります。

奇跡のような出会い。
流れが変わるタイミング。
直感に導かれた選択。

それらは全て、宇宙の采配、見えない力の配慮のように思えてなりません。


■今、常に感じていること

今、僕はいつも思っています。

「僕は一人じゃない」
「ご先祖様が、神様が、守護霊さまが、ソウルメイトが、そして魂の仲間たちが、共に生きてくれている」

そう思うと、どんな困難も、“通過点”に感じられるようになりました。

そして今、
この瞬間もまた、ワンネスの世界の中で生きている。
みんなつながっている。
すべてが循環して、愛として戻ってくる。

だから僕は、今ここにある奇跡を信じて、生きていこうと思います。


次回:
第10章「“すべてを肯定する”〜過去も、今も、未来も、祝福の中にある〜」