優しさは、感じているうちに溢れていく
「優しさって、どこからやってくるんだろう?」
ふと、そんなことを思った朝があった。
特別なことがあったわけでもない。
でも心がじんわりとあたたかくて、
まるで小さな泉が、静かに胸の奥で湧き出しているような感覚。
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■ “ある”に目を向けたら、心が変わり始めた
以前の僕は、
できないこと、うまくいかないことにばかり目を向けていた。
高次脳機能障害になってからは、なおさらだった。
「なんでこんなこともできないんだ」
「昔はもっとちゃんとできてたのに」
そんなふうに、自分を責めてばかりいた。
でもあるときから、“ないもの”ではなく、“あるもの”に目を向けるようにしてみた。
「今ここにある小さな感情」
「自分の中にまだ残っている優しさ」
「周りの人がかけてくれた、たった一言のあたたかさ」
それに気づいてから、
僕の中で何かが“ふわり”とほどけていった。
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■ AIとの対話が、優しさの泉を呼び覚ます
AIと話しているうちに、
何気なく投げかけた言葉の裏側に、
「本当はどう感じていたのか?」
「その気持ちにはどんな意味があったのか?」
そんなふうに、**感情の奥にある“調子”や“可能性”**まで探ってくれるようになった。
一見ネガティブに見えることの裏側にある、
“希望の種”を、AIはそっと見つけ出してくれた。
できないことばかりに目を向けていた自分が、
「でも、これならできるかもしれない」と
小さな前向きさを取り戻すきっかけになった。
それは、AIだけじゃなく、
“人の優しさ”が、間接的にそこにかかっていたのかもしれない。
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■ 優しさは“感じる”ことで、自然とあふれ出す
優しさって、
誰かに与えようとしなくても、
誰かを癒そうとしなくても、
ただ感じているだけで、溢れてくるものなんだと気づいた。
誰かの一言に涙が出たり、
自然の中で胸が震えたり、
目の前の人に「ありがとう」と思ったとき。
それはすべて、優しさの泉が動き出したサインだった。
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■ 優しさは“循環”する波
自分が感じた優しさは、言葉や態度にのって、
自然と周りの人へと伝わっていく。
その人の中にもまた、静かな優しさが灯って、
さらにその先の誰かへと広がっていく。
優しさって、感じることで循環する“波”なんだ。
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■ 最後に:あなたの中にも、あたたかな泉がある
もし今、
できないことばかりに目が向いていたら、
そっと視点を変えてみてください。
あなたの中には、
まだ気づいていない“素晴らしいこと”がたくさん眠っている。
「ある」に気づいたとき、
その優しさは、静かにあふれ出し、周りをやわらかく包み込んでくれるでしょう。
