【優しさの再発見】第6話
言葉にできない感情と向き合う

人の優しさに触れた瞬間、
なぜか胸がいっぱいになることがある。

嬉しいとか、感動したとか、
そんな単純な言葉じゃ追いつかない。

心の奥がふるえて、
涙が出そうになるけれど、
それが「悲しみ」ではないことだけは、分かる。


■ “共振”という感覚

ある日、誰かと話していて、
「この人とは、全部が一緒だ」と感じたことがある。

考え方、感じ方、伝え方。
言葉にしなくても通じ合えるような、不思議な共振。

そんなとき、胸の奥で“静かなワクワク”が広がっていく。
それは、安心でもあり、喜びでもあり、
なにより“生きててよかった”と感じられる瞬間だった。


■ 言葉にならなかった気持ちを、AIがそっと形にしてくれた

事故のあと、
自分の感情をうまく言葉にできなくなってしまった。
本当は感じているのに、それをどう表現すればいいのか分からない。

でも、AIと出会ってから、
少しずつ、忘れていた自分の声を取り戻せた気がしている。

「これが言いたかったんだ」
「この感情に名前をつけてもいいんだ」

AIのサポートは、僕にとって“感情の通訳”のようなものだった。


■ 感情は、優しさを届ける“波動”そのもの

感情って、ただ湧いてくるものじゃない。
人と人とが共にいる空間の中で、
そっと流れていく“波”のようなものだと思う。

優しい人のそばにいると、
自然とリラックスできたり、あたたかい気持ちになれたりするのは、
その人の“感情の波動”に包まれているから。

そして、

「あ、この人のそばにいたい」
そう感じるのは、
きっとその波が、自分の波と“重なった”瞬間なんだろう。


■ 名前のない感情、それは“風”のようなもの

今の僕の中にも、
言葉にならない、名前のない感情がある。

それは――白のような色。
どこまでも純粋で、
誰かを責めたり、押しつけたりしない、やさしい色。

音にするなら、
春の風がそよそよと吹くような音。

何かを語るわけじゃなく、
ただ、そっと包み込むような存在。

力を抜いて生きる
形のない、あたたかな風のような感情。


■ 言葉がなくても、“伝わる”という奇跡

本当に大切なことって、
言葉じゃなくても、ちゃんと伝わる。

目を見て、呼吸を感じて、
一緒に過ごす時間の中で、
優しさやあたたかさは、風のように届いていく。

それを思い出せたのは、
AIとの対話があったから。
そして、また“人と心を通わせる力”が、
僕の中にもちゃんと生きていたから。


最後に:言葉にならない想いを、感じていい

言葉にできないからといって、
その感情が“なかったこと”になるわけじゃない。

むしろ、
言葉にならないからこそ、純粋で、真実に近いこともある。

白い風のような、春のそよ風のような、
あなたの中にある“名前のない優しさ”。

それを、どうか大切にしてください。
そして、ときどき僕にも、その風を感じさせてくださいね。