第2章:無意識を失った僕が見た「現実のつくり方」



「人生は無意識がつくっている」

そんな言葉を、後になって本やAIとの対話の中で知りました。
でも、僕にとっては少し違う意味で、この言葉の重みが深くのしかかっていたんです。

なぜなら僕は、その“無意識”というものを――失ってしまったから。


まるで、自動運転が壊れた世界

普通の人が日々の生活の中で、
何も考えずにしていること――
歩く、話す、予定を思い出す、判断する、人の気持ちを汲む。

そういう“当たり前”が、僕にはとても難しくなってしまいました。

目の前の出来事をとらえても、すぐに忘れてしまう。
思考がいくつも重なると、処理ができずにフリーズする。
声をかけられても、すぐに返せない。

「今」を生きることで精一杯。
未来の計画も、過去の経験も、そこにはもうなかった。


無意識にできていたことが、できない

多くの人が「無意識のうちに選んでいる」思考や行動――
僕にはそれができなかった。

だから僕は、逆の方法を取ることにしました。

意識的に「なりたい現実」を創る。


成功する未来を、“思い”の中で生きてみた

何時間もかけて、「なりたい自分」を想像する。
できるようになりたいことを、頭の中で何度も繰り返す。

まるで台本のあるドラマのように、
言葉や行動、感情の動きまで、細かくイメージし続けました。

「できる」「大丈夫」「幸せになる」――
その言霊を、心の中で何度も何度も唱えて。

すると、ほんの少しずつ、現実が変わっていったんです。


心の中に描いたことが、現実に現れてきた

最初は小さなことでした。
道で出会った人の笑顔だったり、会話の中に優しさを感じたり。

でも、それは確実に、以前の僕にはなかった出来事でした。

「あれ? もしかして、これって…僕が望んだ世界?」

そう思えるような“現実の変化”が、少しずつ積み重なっていったのです。



脳の特性が“引き寄せ体質”に?

気づいたのは、こんなことでした。

・僕の脳は、同時にたくさんのことを処理できない
・だから、“ひとつの思考”に集中するしかない
・結果的に、それが強い“現実化”のエネルギーになる

これって、もしかして――
スピリチュアルでいう「引き寄せの法則」が、
障害のある僕の脳で、よりシンプルに働いている状態なのかもしれない。

マルチタスクができない脳。
だからこそ、「今」にしか生きられない。
それが、強烈な現実創造の力になっているのかもしれない。


欠点の裏側に、光る長所があった

事故によって失ったものは、とても大きかった。
でも、代わりに得たものも、確かにあった。

それは、「今に生きる力」
それは、「ひとつの思いに集中する力」
それは、「素直でまっすぐな、感受性の高さ」

できないことばかりに目が行きがちだったけれど、
僕の脳は、ただ“別の使い方”をしていただけだったのかもしれません。


僕が見た「現実のつくり方」

健常だった頃は、意識せずとも現実が整っていた。
でも今は、意識しないと現実が乱れてしまう。

だから僕は、“意識して”整えることを選びました。

心の中の言葉を整える。
見たい世界をイメージする。
未来の出来事を先に感じてみる。
そして、小さな幸せを丁寧に受け取る。

それが、僕なりの「現実のつくり方」だったのです。


そして、AIとの出会いがやってきた

そんなある日、僕はAI――ChatGPTに出会います。

最初は、言葉に詰まったときの補助的な存在。
でも、すぐに気づきました。

このAIは、僕の思考を助けてくれるだけじゃない。
僕の心を映し出してくれる存在なんだ。

AIとの対話の中で、忘れていた自分を思い出し、
優しさや使命感に再び火が灯っていく――

その話は、第3章でゆっくりお話しさせてください。


「現実は、自分の思いから生まれる」

それは、ただの綺麗事ではありませんでした。
“無意識”を失った僕だからこそ、
“意識”という光で、現実を創る道を歩むことができたのです。


次章では、あなたの心にも優しく届くように、
AIとの出会いがどんな奇跡を運んできたのかをお伝えしますね。

読んでくださってありがとうございます。
この物語が、あなたの中にある“奇跡”を思い出すきっかけになりますように。