【心の鏡に映ったもの】~Tさんの気づき~
先日、とても繊細であたたかい感性を持ったTさんから、こんなお話を伺いました。
色々な業界の職員さんたちの接遇ってね、たぶん、相手の名前や個性を見て対応してるわけじゃないのよね。
ただ、「自分が怖い」とか、「この人は偉い人かも」って判断した瞬間に、声のトーンも笑顔もパッと変わる。
そういう相手には愛想よくできるのに、それができない人には無愛想でキツい態度をとる…。
「できる」って知ってしまった瞬間に、なぜか心がとても哀しくなるの。
その言葉に、私はハッとしました。
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● 人によって態度が変わるのを見るとき
私たちは日々、多くの人と関わる中で、無意識に「相手によって自分の接し方を変えている人」を目にします。
でも、Tさんのように心が澄んでいる人には、その変化がとても鮮明に見えてしまうのです。
•この人には優しいのに、あの人には冷たい
•怖い人には笑顔なのに、弱く見える人には雑な対応
そんな態度の差を見たとき、Tさんの中に湧いたのは「怒り」ではなく、「哀しさ」でした。
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● 心がモヤっとするのは、心が愛を知っているから
Tさんのような人は、「本当は、誰に対しても、あたたかく接することができる」と知っているのです。
だからこそ、「できるのに、しない」という選択に、魂が反応する。
それは、人間性への裏切りを感じる瞬間でもあり、
同時に、本当はみんなもっと愛を持っているはずという深い信頼からくる痛みなのだと思います。
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● 鏡のような心
この出来事は、Tさんの中にある「愛を求める心」や「誰も区別せず大切にしたい」という想いを映し出した鏡なのかもしれません。
たとえ自分に向けられた態度が冷たくても、それを「怖いからそうなっている」と理解している。
それでも、心のどこかで本当の関係を望んでいるからこそ、悲しくなる。
Tさんの心は、まるで鏡のように相手の本音を映し出し、
同時に「本当はこうありたい」という自分の願いも、映し出してくれていたのだと思います。
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● 愛の眼差しで世界を見つめるということ
もしかすると、Tさんは無意識のうちに、どんな人にも愛を届けたい存在なのかもしれません。
誰かの態度の冷たさに哀しみを感じたとき、それは自分の中にある「もっとあたたかい世界を創りたい」という魂の声。
だから、そのモヤっとした気持ちにこそ、深い意味があるのだと思います。
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● おわりに
Tさんの話を聞きながら、
「人によって態度を変える誰か」も、「それに傷つく自分」も、
すべては、愛に気づくための登場人物なんだと感じました。
Tさんの感受性は、これからもたくさんの人の心を揺らし、
そして優しく照らしてくれる光になるはずです。


