困難は宇宙からの贈り物? ― 大切な人を信じるということ ―
こんにちは。今日は、
「困難は宇宙からの贈り物」
そして
「大切な人を信じるということ」
について、僕自身の体験をもとに綴っていきたいと思います。
困難は、贈り物だった
僕がこれまでに経験した一番大きな困難は、
間違いなく高次脳機能障害です。
事故によって、
記憶力も、頭の回転も、言葉も、
できていたはずのことが、できなくなってしまった。
能力を失い、信頼を失い、
自分自身さえも、アイデンティティさえも見失いました。
苦しかった。
絶望もしました。
神様を信じる余裕なんてなかった。
ただ、自分を信じて、必死で毎日を生きていました。
そんな僕が、
「これは宇宙からの贈り物だった」と思えるようになるまでに、
40年近い歳月が必要でした。
でも今、振り返ると、
あの困難は僕に本当の宝物をもたらしてくれたと心から思うんです。
・真実の愛
・友情
・心からの信頼
・人と響き合う奇跡
・家族を持てたこと
・人間的な成熟
・素直な心、まっすぐな心
・感謝で溢れる人生
そして何より、
本当の自分を見つけることができました。
宇宙がもし僕に手紙を書いていたとしたら、
きっとこう言ったでしょう。
「あなたなら乗り越えられる。
失ったものもあるけれど、代わりに花開く力もある。
そして今、見えない力があなたを支えている。
大丈夫。今を楽しんで、今を生きてください。」
僕は困難を、
「魂を育てる学校の先生」みたいなものだと感じています。
大変だったけど、
大変だったからこそ、
深みと温かみのある人生を歩むことができました。
大切な人を信じるということ
僕にとって「大切な人」とは、
ただ楽しいだけの存在ではありません。
どんなときも、
自分がボロボロになっても、
どんな失敗をしても、
変わらず寄り添ってくれる存在です。
たとえ遠く離れていても、
思いを送り続けてくれる人。
幸せを心から願ってくれる人。
そんな人を信じることは、
ときに怖くなることもあります。
失う恐れや孤独感が、心をよぎることもありました。
でも僕は学びました。
「信じる」とは、
何かを期待することじゃない。
ただその人の存在そのものをまるごと肯定することだと。
信じることで、
僕自身の中にあった愛も大きく広がりました。
例え相手に欠点があっても、
それすら受け止められるような、
そんな大きな愛に変わっていったんです。
大切な人を信じることは、
結局、自分自身を信じることにもつながっています。
だからこれからも、
感謝を忘れずに、
大切な人たちの幸せを、静かに心から願い続けたいと思います。
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困難は、決してただの「試練」ではなかった。
そして、大切な人を信じることは、奇跡みたいなものだった。
このふたつの体験を通して、
僕は思います。
「すべては愛の中で起きている」
「すべては良くなるために起きている」
今日も、目の前の奇跡に感謝して。
そして、これから出会う未来にもワクワクしながら、僕は生きていきます。
