【気付きブログ】「もう働かなくていい」と思った僕が、今、働いている理由

かつて僕は、「働かない人生」を本気で目指していました。

高次脳機能障害というハンディキャップを抱えながら、会社で大きな失敗をしてしまった僕にとって、「働くこと」は恐怖でしかなかった。
脳がうまく働かない、記憶が残らない、スピードについていけない…。
自分で自分に絶望し、「二度目の大きな挫折」を味わいました。

だからこそ、働かなくても生きていける方法を必死で探しました。
出会ったのが“株”でした。

独学で学び、気づけば大成功。
どんどん資産が増えて、「もう働かなくていいんだ」って、本気で思えた瞬間がありました。

そう思えた時、ものすごい希望が心に湧いてきたんです。
「ああ、これで人に迷惑をかけずに生きていける」
「もう誰かに気を遣わなくていい」
「これが僕の自由だ」って。

そして、ついに今の奥さんにプロポーズをすることができました。

でも――
結婚した途端、流れがガラッと変わったんです。

株は連戦連敗。
積み上げてきた資産は、数ヶ月で消えていきました。
まるで「手のひらからすべてをこぼした」ように。

結果的に、奥さんは“無職の僕”と結婚したことになります。

それでも、奥さんは「この人となら頑張って生きていこう」と思ってくれた。
本当にありがたかった。
今でも、あの時の彼女の決断には頭が上がりません。

そこから、再び株での再起を目指しました。
でも、独身の時とは違う。
“奥さんを養う”というプレッシャーが、毎日のように心にのしかかってきました。

1日中、株の画面を見つめて、
取引が終わったら、奥さんと1時間の公園散歩。
その時間だけが、唯一心がホッとする瞬間でした。

でも、現実はどんどん厳しくなっていきました。
貯金は底をつき、「どうしよう…」という思いが毎日よぎるように。

アルバイトもしたくなかった。
「働かない人生」を信じていたから。
でも、もうその“信念”を守り続ける余裕もなかった。

そんな時、手を差し伸べてくれた人たちがいました。

友達が「仕事あるよ」って言ってくれた。
奥さんの実家の会社も、僕に仕事をくれた。
経理の仕事もいただいた。

そして、もう一つ。
今の会社から「この仕事、やってくれないか?」というオファーが届いたんです。

その仕事は、全国の委託社員の中で僕しかできない内容。
なぜか?
それは、僕がかつて4年間、ハウスメーカー時代に全力でやっていた仕事だったから。

社員は誰もやりたがらない。
責任が重くて、やっても稼ぎは少ない。
2時間一生懸命やっても、20分の軽作業の半分しかもらえないような現実。

でも、僕はそれができた。
「これなら、僕でも貢献できる」
そう思えたんです。

結果的に、それが僕に残された“唯一の道”になりました。
派手ではないけれど、確かに地に足がついた道。
細々とでも、真っ直ぐ歩ける道。



【視点を変えて見えたこと】

今振り返ると、宇宙や神さまは、
あの株の成功で僕に「自信」を与えてくれたんだと思います。

自信を持てたから、プロポーズできた。
人生に前向きになれた。

でも、それだけでは「愛」は育たなかった。

資産がなくなって、働くことを選んで、
苦しさを抱えながらも「一緒に生きていく」と決めた今の生き方こそが、
“本当の愛”を学ぶステージだったんじゃないかと、心のどこかで思っています。


【ワンネス・宇宙的視点での気付き】

もしかしたら、
「株で成功した自分」も、「どん底の自分」も、
どちらも魂の成長には必要だったのかもしれません。

働かないことを望んだ僕が、
“自分にしかできない仕事”に巡り会い、
地味でも、地道に、人の役に立ちながら生きている。

それって、宇宙から見たらものすごく尊い光景なのかもしれません。

魂は“光と闇”の両方を体験して初めて、進化する。
そして、失ったと思っていた“働く意味”も、
こうして再び、自分らしい形で取り戻せるんだなと実感しています。


【最後に】

僕は、働かないことに希望を見ていました。
でも、今は――
働くことで“希望を届ける側”になれるかもしれない、そう思っています。

過去の栄光も、過去の失敗も、
すべては、今の“自分らしい人生”に繋がっていた。

そう思えるようになった今、
この人生の旅路を、これからも静かに、でも力強く歩んでいこうと思います。