「脳梗塞で寝たきりのお父さんの気持ち」
僕の友達のお父さんのお話。
不思議な体験をしたんです。
共通の親友がいてお互い親友からたくさん話を聞いていたので、すぐ親しくなりました。
いつも親友はCちゃんを褒めていて、凄い人と聞いていました。可愛らしく明るく、人が集まってくる魅力的な人。寝たきりのお父さんが居るのは知っていましたが、詳しくは分かりません。残念なことに共通の親友が癌で亡くなり、お父さんもその後すぐに亡くなりました。
1ヶ月くらいしてから、夢に親友が出てきて。「Cちゃんの所に通いなさい。Cちゃんが困った時には1番に駆けつけて助けて。励まして欲しい」
それから1年間、車で1時間以上かけて月一回くらい通いました。
Cちゃんのお店はものがなくとても綺麗。
何故かよく分からないけど、お店に行くと自然とCちゃんを褒めていました。「Cちゃんは可愛いよね。可愛い 可愛い」可愛いを連発していた。Cちゃんは親友にも父にも可愛いとよく言われていたと嬉しそうに笑っている。お客さんとCちゃんが楽しそうに話しているのがとても嬉しかった。一日中お店の片隅にいてずっと見ていたい気持ちになって、僕も微笑んでいました。
何故か突然にCちゃんの所に行きたくなる。「今月はCちゃん頑張っているから、どら焼きを持って行こう」とか。Cちゃんが大好物のどら焼きやプリン、お菓子をたくさん買って行きました。そしてCちゃんが喜んでくれるのが何より嬉しかったのです。
そしてお母さんのことも褒めていました。
「お母さんは凛としていて美しい。宇都宮で1番美しいですよね」お母さんには「美しい」を連発。今思うと恥ずかしいですが、その時は自然と出てきました。
1年が経ちCちゃんのお店から帰っている途中に物凄い体験をしたんです。
今まで経験した事がない凄い感情が襲ってきました。それは「ありがとうと感謝の想い。そして涙」涙は大津波の様に僕に迫ってきました。凄い感情に胸が張り裂けそうな。想いが強過ぎて。地響きを上げて「ありがとうと感謝、涙の感情が迫ってきて、津波に飲み込まれそうになって」「ありがとうなのになんで津波の様な涙なの」僕は耐えられないと思って我に帰ろうとしました。そしてその場で号泣してしまいます。しばらく泣いていたと思います。我を忘れて泣いた。泣いた後は心がとても浄化された感じでした。
この感情はお父さんの気持ちだったのかな。Cちゃんのお店に行った時に感じた気持ちもお父さんのものかもしれません。お父さんの感情が乗り移ったのかもしれない。夢で出てきた親友の隣にはきっとお父さんも居たのかもしれません。そのことをCちゃんに伝えました。
「脳に何かがあったとき」寝たきりになる方もいます。ブログでにっこり笑ったお父さんの写真を見ていたから、表情で気持ちが通じ合えていたと思っていましたが、Cちゃんに聞くと。意思の疎通は全く無かった。心が通じ合えてたのかも分からないと言っていました。お母さんと妹とCちゃんの3人。25年の介護。お父さんは重いのでトイレが大変だったと言ってました。
優しく怒られたこともない。人にとても親切にしていた大好きなお父さん。何故、こんな良い人が寝たきりになるのか!色んなことを思ったそうです。そんな時もお母さんは愚痴ひとつ言わないで、介護していたそうです。わたしは泣いてばかりでしたと言っていました。でもお父さんはそこまでしても、私達家族に学んで欲しい事があった。身をもってその役目をまっとうしてくれたのかもしれないと言ってました。
脳に何かがあっても心は変わらない。人間性は変わらない。僕も色んなことが出来なくなりましたが、心は変わらないです。心を見てほしい。色んな問題があるけど、変わらない心を持っていることを想像して欲しいです。
Cちゃんのお店の隣の部屋にお父さんが居たそうです。きっとお父さんはお母さん、Cちゃと妹さんが楽しそうにしていた様子を嬉しく眺めていたと思います。気持ちも伝えられなかったお父さん。「ありがとう 感謝 涙」何も出来なかったから想いは相当に凄かったと思う。津波の様な涙と感情。お父さんの気持ちが僕の中を通り過ぎて、心を浄化してくれた。1年間通ったからお父さんからのお礼だったかもしれませんね。




