おはようございます。
NPO法人Reジョブ大阪のメルマガ
をお届けします。
高次脳機能障害歴40年目の小川伸一です。
高次脳の人生は毎日が全力投球
毎日!Best、最高の自分の連続なんです。
今週も最高、最幸を更新していきましょう。
高次脳の僕を変えてくれたバンクーバー
No.20
今月もプレゼントがあります。
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高次脳になり40年目、バンクーバーで過ごした日々が振り返ると自分を大きく変えてくれたのだと、今になって気が付きました。
その思い出を語ります。
高次脳機能障害になり5年目の21歳の時
障害も酷く精神的にもボロボロだった。
別に留学なんて興味なかったけど、人に自慢出来る実績を作りたかった。人から凄いねと言われたいだけでしたけどね。
カナダバンクーバーが人生を大きく変えてくれました。何故変わったか。それを話したいと思います。
僕の状況を話すと、高校の成績もガタ落ち、三浪するが大学にも入れず、失敗ばかりで人と話すのも怖くなり、いつもビクビクしていて、健常者の頃の自分とはかけ離れていて、虚しく惨めな日々を送っていた。



日本とは全く違う国。
カナダの社会は一個人、自分自身を見てくれる国でした。つまりその人がどんなことを考えているかを重要視してくれます。
細かいことは気にしなくて、大体出来ていればOKな国。自分の人柄を見てくれた。
こうしなければならないなど日本で言う一般的常識にも拘らない。自由な国だったと思います。



カナダでは建築と英語を学びました。
高次脳だから普通の人より真剣に学んでいました。真面目で一生懸命だったから、先生方も一目置いてくれたと思います。
ある時、授業の不満を少し言っただけでしたが、先生は真剣に聞いてくれて、僕と議論して、妥協点を見つけて、授業内容を変えてくれました。それが僕には衝撃的でした。わずか2日間でお互いの問題を解決して、ガラッと変わる社会が凄いと思いました。日本では学校に不満を言っても絶対に変わらないから、カナダの社会は素晴らしいと思いました。
それで何を思ったかと言うと
自分の想いを言えば受け入れてくれる社会だ。
本来の自分自身で良いんだ。
自分のやりたい様に自由なんだ。
大体合っていれば100点くれたし、考え方が良ければとても褒めてくれた。僕の人間性にも評価してくれた。日本だったら少しのミスで0点ですが、実際は0点ではないし。本質を見てくれていると感じました。
それが高次脳機能障害だった僕に自信を取り戻してくれました。
そのままの自分で良い。
やりたい事をやって良い。
自分を大切にしてくれる社会。
だんだんと本来の自分を取り戻していきました。



カナダの学年生活は
集まって来た学生も自由で弾けていた。
色んなことして青春を謳歌しました。
カナダについて数日後、初めて会ったばかりのメンバー7人くらいで、ビクトリ島にレンタカーとフェリーで旅行。ビクトリは花が咲き乱れ暖かく素晴らしい場所でした。自然や歴史ある建物。そこで結婚する人も多く、何組かの結婚式を見たり、全てが感動であり、新しい仲間との楽しい一時。孤独だった高次脳の人生が一瞬にして明るくなった感じがした一時でした。
その後もやりたい事を片っ端からやっていきました。ほんと毎日が楽しかった。
毎日、学校が終わってプールに通った。
週末は映画、ショッピング、旅行も。
1人で電車に乗り色んなところに行った。
旅先でのカナデアンとの会話も楽しかった。
スキーも沢山行った。
友達とみんなでドライブも。
皆んなで飲みにも行った。
デスコでブレイクダンスして注目あびたり。
ビーチに行ってカナデアンとアメフトもした。




アメリカ横断の旅も。
パンフ、カルガリー、ウイニングペグ、トロント、モントリオール、ボストンなどバスで旅行もした。
カナダで大工仕事をして内装工事もした。
ホームステイ、子供たちと集まりにも参加。
ホームステイ先のお父さんと仕事の話も
高校生からたくさん質問されたり。
野球やホッケーなどスポーツ観戦も。
本場のモータースポーツ、インディも見たり。
勉強もした。車の国際免許にも挑戦して合格したり。車のドライブもした。
性格も大きく変わった。
完璧主義、几帳面な性格が大雑把に。
8割出来ていれば良いんだと思った。
少しの時間で8割くらいの出来で良いカナダの社会は高次脳機能障害の僕にはピッタリでした。



カナダの身体障害者の子供が自由で弾けていたのが印象的でした。片足がないのにスキーを楽しみ。歩くのも少し遅いけどそんなこと全く気にしない。友達と楽しそうにしていた。周りの友達も障害のことは全く気にしていない。
障害があっても元気一杯。人生を謳歌している子供が素晴らしいと思った。
日本に帰って来ても
その後10年くらいはそのままの自分で
過ごせたと思う。
完璧主義や几帳面だったら
自信を失ったままだったら
自己肯定感もなく悩み苦しんだ人生。
自分の殻の中に引きこもっていた人生。
そうなったと感じます。



自分は自分。
自分らしく生きる。
やりたい事をやって良い。
そんなマインドになり、高次脳機能障害の苦しい状況を、何度も失敗しても、挑戦出来た原動力になったと思う。高次脳の僕の人生は色々あるのだけれど、偶然にもついていることが多いのです。本当に良かった。



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