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NPO法人Reジョブ大阪のメルマガ

高次脳機能障害歴39年の小川伸一です。

現在も重い記憶障害があります。

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能力1/10で生きる高次脳機能障害39年

 No.12
自分軸で生きる
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高次脳機能障害39年目になります。

1番苦しかったことは精神的なこと
心がいつも不安定。不安が湧いてくる。
記憶出来れば不安にはならないが!
不安な気持ちと毎日格闘してました。

それは障害が重かったからだと思う。
他の当事者の話を聞くと、

僕ほど酷い記憶障害ではないと感じた。

色んなことをやるうちに忘れてしまうではなく、

僕の場合は視線を移すだけで忘れる!

身動きが取れない状態

行動しなければならないから、

仕方なく不安の中に飛び込んでいく。

全く記憶出来ないから、

全て予想して想像で動いていた。

当然不安は尽きない。

それが最近は不安なことが大分少なくなった。
39年、長い年月が経った。
不安がない心はこんな感じか!
と久しぶりに感じた。


自分の障害から本来の自分は
「自分は自分」
「他人は他人」

人それぞれ違っていい。
干渉もしないし気にも留めない。
自分を受け入れ、

みんなも受け入れて
楽しくみんなと過ごしていた自分。


高次脳機能障害になり
人に合わせたり、

世間の常識に縛られたり、
健常者だった頃の自分と比べたり、
人に合わせると辛くなっていた。


何でも重く考えて大変だった。
社会に出たらミスは許されないし、

いつも気を張って生きないといけなかった。

健常者だった頃の自分を演じるのも辛かった。

考え方変えて、心を安定させたかった。
自己啓発、障害克服の努力、

スピリチュアル、ポジティブ思考、カウンセリング

など色々試した。

良くなったり落ち込んだりの繰り返し。

毎日、気持ちを上げることをしていた。
調子が良い時は自分に自信があった。
自分の思う様に行動していた。

1年ほど前から

カウンセラーの方に言われていたことがある。

あなたは物凄く強い人だし、

色々と外に求めていたけど、

求めているものは自分の中にあるよ。

それに気が付けば良いだけだよ。

初めはよく分からなかったけど、

一年かけて分かってきた感じがする。

「自分の視点で見る 自分軸で生きる」
ことなのかなぁと感じた。

障害があっても、
自分はベストを尽くせたか。
昨日の自分より進歩したならそれでOK。
健常者の基準に合わせなくても良い。
本来の自分を大切にして、

自分を受け入れたらいい。

外の世界の色んなことに囚われないで、

自分自身を見つめる。
 

自分は完成されているし、
自分の中に揺るぎない軸を持つ。


今までの様な焦りもない。
穏やか。
何でも受け入れられる本来の自分。
自己肯定感も強い自分。
優しさ、心のゆとり、相手を思う気持ち。
本来の自分を思い出した。

心が安定すると人生が変わっていくと思う。
ここから新しい旅の始まり。




話したテーマ

自分軸で生きる。

人に合わせると辛くなる??

 

合理的配慮を求める時

合理的配慮を真剣に話す

真剣に話せる様に自分も全力で生きる。

 

高次脳と加齢による障害があり、

健常者より症状が酷い

回復するのには何十年もかかった。

 

私は健常者の時より

5倍~10倍エネルギーを使って生きている

 

お医者さんは平均的な人を基準に診断している

当事者は自分軸で診断する

健常者の時の1/10くらいの能力だ

見えない障害は本人にしか分からないから

本人の言うことが真実である。

お医者さんの診断はズレていると感じる

 

会議は不得意

対策を話しました。

想像する 予習する 

会議で意見しない、

意見出来る能力はない

決まった事を聞くだけにしている

 

高次脳機能障害者の資産形成

不労所得の獲得

能力無くなったので色々と勉強して

色んなことを試行錯誤しながらやりました。

 

高次脳になって良かったことは

毎日真剣だから充実していた。

健常者から見たら普通の事ですが、

能力が無くなった頭で精一杯生きた??

障害を告白して、

優しい人にたくさん出会えた。