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新聞掲載時は、県内からの問い合わせがありました。今回は全国から問い合わせもあり、数も多いです。この本を広めたかったので、嬉しいことです。出来る限り無料にてお送りしたいと思います。

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高次脳機能障害 茨城・つくばの小川さん執筆 実体験踏まえ独自解釈 当事者の思い、伝えたい
8/16(月) 10:00配信
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茨城新聞クロスアイ

冊子を手にする小川伸一さん。黒字部分が小川さんの付けた解釈

病気や交通事故で頭部を損傷し、記憶障害などの後遺症が残る高次脳機能障害の会社員、小川伸一さん(53)=茨城県つくば市=が、当事者との関わり方の心構えを冊子にまとめた。この障害は外見からは分かりづらく、いまだ理解は十分でない。周囲との人間関係に悩み、本人たちは孤立する。小川さんは「私たちの言いたいことが凝縮している」と全40項目を書いた。

小川さんは高校時代、体操部の練習中に頭から転落した。後遺症で記憶障害や一つのことに集中しづらい注意障害を負い、高次脳機能障害と診断された。

小川さんが作成した冊子のタイトルは「回復のために必要なこと40」。脳卒中に倒れたアメリカ人の脳科学者が回復までの軌跡をつづった本を基にした。元の本では周囲に伝えたい40項目があり、小川さんは今回、独自の解釈を加えた。

例えば原本の「現在の私をそのまま愛して。以前のような私だとは思わないで」。この解釈を「中身の人格は変わってないけれども脳が思うように働きません。以前とは異なった対応をします」と添えた。別項目の「うまくいかない時は障害を見つけて」には「昨日できたことも、できない時があります。なぜできないのか理由があります。小さな原因を探ってください」と付けた。

小川さんは仕事でミスが重なるなどして、かつて同僚との関係につまずいた。周囲も接し方が分からず、人間関係に悩む当事者は多い。高次脳機能障害への理解を得ようと、小川さんはどのように説明したらいいか腐心してきた。講演会や勉強会に参加しては講師に疑問をぶつけたが、回答は納得いかなかった。

脳科学者の本に出合い、「当事者としては当たり前のことが書かれていた」とふに落ちる内容だった。会員制交流サイト(SNS)で40個を一つずつ紹介したが、反応はいまいちだった。自らの経験を踏まえ、独自の解釈を加えると反響があった。沖縄県のリハビリ職員や大学のゼミなど全国から問い合わせがあった。支援者からは「感覚的に分かった」、当事者からは「言いたいことが書いてあった」と好評だ。

当事者は受傷前の記憶は残っている。日常で失敗すると「できなくなった自分」を突き付けられる。周囲の何げない言葉に「結構ぐさぐさ傷つく」(小川さん)。 「心を見てほしい」と小川さんは一言一句に思いを込めている。

冊子の問い合わせは小川さんまで。eri04141@gmail.com



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