私にはアスペルガーの弟がいます。
何十年と障害とは分からなかったので、弟のこと怒ってばかりいました。しっかりして欲しい。ついつい小言を言ってしまう。
仲良い関係ではなかったです。
私に怯えていた感じでしたので、弟にはやな事してしまいました。
将来、弟の面倒を見なければならないのかと思うと嫌だった。自分も障害を抱えて大変だからです。
両親も弟を育てるの大変だったと思います。
それが変わるきっかけは、父の死でした。
父親の代わりに私が面倒を見る立場になると、不思議な事に弟愛みたいなものが、湧いてきたんです。
弟に喜んで貰いたいなと、思うようになっていきました。
弟の好きなものを買ったり、お小遣いをあげたり、旅行にも行きました。弟と過ごすのが楽しいなと思えました。
ただ喜ぶ顔が見たいだけでした。
父親の死後、障害を告白して、周りの人に理解されない事沢山あったので、弟の辛さも分かりました。
同じ障害を抱えている。似たところがあります。
今は、弟と米作りを一緒にしています。
気分が乗らない時は、なかなか作業ができませんが、全て受け入れるようにしています。すこしでも頑張った事は褒めていますので、弟も嬉しそうです。怒っても意味ないし、状況が悪くなるだけです。障害なので出来ないと今は分かっています。
面倒見るから大丈夫だよ。
弟のこと全て肯定して、暖かい目で見られる様になりました。