学校の役割とは何か?
個人的に大きく2つあると思っている。
 
1つ目は、社会に適合し、社会に貢献できる人材の育成。そのために現代社会の仕組みや世界の歴史、言語、倫理・規範、物理法則や運動法則を学ぶ。
 
加えて自分の個性を知り、個性を伸ばし、その分野で社会に還元する方法を習得する。
 
2つ目は、社会のウソ、トリックを見破り、そこから抜け出し、新しい世界を平和的に創造すること。
 
そもそも、子供達が将来仲間入りしていく現代社会そのものが、ありのままの世界でもなければ、人類全員が合意した世界でもないことに氣付かなければならない。
 
「社会」というくらいだから、人間が作った世界であって、自然発生的に出来上がったものではない。
 
さらに言えば、歴史の過程で、支配者層、既得権益層の都合の良いように加工された世界。
 
我々は生まれてから見ている世界がこの世界しかないと思い込んでいるので、この世界を「真実の世界」だと信じてしまうが、そうではない。
 
加えて、世界的コングロマリットにコントロールされているマスメディアによって、加工された世界がますます強化され、ますます真実のように見え、この世界でしか生きていけないかのように信じ込まされる。
  
そのウソとトリックを自分で見破ることができるようになるための、情報選別力、リテラシー、自分の頭で考える力、感性、行動力を身に付けさせるのも学校の新しい役割ではないかと思う。

そう言う意味では、現代社会や現体制を肯定している政府、文部科学省(教育省)が管轄している学校が、社会のウソとトリックを見破り、新しい世界を構築していく人材を育てることに矛盾が生じるかもしれない。
 
しかし、学校はその矛盾を超えなければ、現体制の末端機関として現体制を強化するだけの組織に成り下がってしまう。
 
そして、学校は社会に従順なAIではなく、真に平和で平等な世界の創造に寄与するAIを超えた人間を育成する機関でなければならないと思う。
 
僕も、一教育者としてアートの分野からそのような人材を育て、
 
僕なりの感性で、あえて人為的にコントロールされている社会からは心理的距離を置いたところから、建設的な情報発信をしていこうと思う😊


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