食功師リッツ これからの未来の武学 8 | リッツ 「武学」予定ブログ

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「感謝の対価」

 

「感謝の対価」で成り立つ世界や社会が出来れば、本当に素晴らしいでしょうね。

 

逆に金銭が絡まないので、本当に人の気持ちが顕著に反映されます。

 

他の人から受けた恩に対し、きちんと応えなければ、このような社会は成り立ちません。

 

こう書くと、私達にはまだまだレベルの高い社会のように感じますね。

 

今は社会の方が追い付いていないので、肉体時間を拘束される仕事が多いのも事実です。

 

いわゆる会社や組織に勤めて「金銭という報酬を得る」方法です。

 

「金銭でのやり取り」は、実は非常に単純でわかりやすくて決着が早いのです。

 

しかし、この感覚をシッカリと学ぶことが重要です。

 

「感謝の対価」でなりたつ世界を確立するためには、

 

「人に対しての思いやり」や「人から受けた恩への恩返し」。

 

が当たり前で当然の世界になっているのですから。

 

実はこれ、「礼の体現」なんですね。

 

「礼とは、行をもって成す。」

 

礼とは行動にしてのみ示される。

 

という意味なのです。

 

口先だけや、心に秘めている思いだけでは、「礼」もしくは「恩返し」とは言いません。

 

受けた礼や恩に対し、自らがキチンと行動で示せること。

 

これなくして「感謝の対価」で成り立つ世界の確率は不可能なのです。

 

「金銭を報酬」としてもらっている今の世界では、

 

実は「礼」を「行」に表すことは非常に簡単です。

 

簡単に言えば、贈り物をもらったら、何か別のもので贈り物をお返しする。

 

それが「礼を行で表す事」なんですね。

 

「何や金かいな」。

 

って言われるんですが、「感謝の報酬」の世界で贈り物を頂く場合、

 

手編みの手袋、手袋の素材から手作り!!

 

なんてこと、ありえますよね。

 

「マジか! こんなんどーしたらエエねん!」

 

って正直なりませんか(笑)?

 

でも「金銭を報酬」とする世界では、

 

「手袋くれたから、傘でもかえしとこうか。」

 

となります。

 

非常に簡単ですよね。

 

ここで言いたいのは、「金銭を報酬」とする世界で、

 

「礼の体現、感謝の表示をキチンと行でする。」

 

ということなんです。

 

ここをしっかりクリアにしないと、次の次元に行く事は不可能なんです。

 

イップマンが言ってましたね。

 

「一番大切なのは、傍に居る人だ。」

 

妻、ウィンシンが死ぬことが分かり、武術ばかりをしていた自分は決していい夫ではなかった。

 

佛山の屋敷を取られ、着の身着のまま逃げ出して、

 

極貧生活を送った時も、命がけで亡命をした時も、

 

何も言わずに支えてくれた妻。

 

「何の礼も返せずに死なせてしまう」。

 

その思いが込められた非常に重いセリフだと思います。

 

「感謝の対価」で成り立つ「禮」でつながる世界の創造は

 

「金銭を報酬」にしている世界で、キッチリと「礼」を終了しなければならないのです。

 

皆さんは全ての「礼」を終了していますか?

 

 

 


 弥勒波 9