原題:Arrival
監督:ドゥニ・ビルヌーブ
脚本:エリック・ハイセラー
原作:テッド・チャン「あなたの人生の物語」
音楽:ヨハン・ヨハンソン
上映時間:116分
原題はアライバル
チャーリー・シーン主演の名作
『アライバル/侵略者』(1996年)を思い浮かべる
世界8か国(北海道もある)
12基の宇宙船が現れる
師匠が云うには 巨大な「ばかうけ」←お煎餅
細長く石の塊みたい
冒頭から主人公の娘の回想
赤ん坊から少女
そしてボウズ頭で病院に寝ている姿
若くして亡くなった模様だ
頭から20分ぐらい
宇宙船の姿を見せずにもどかしい
主人公の言語博士〓エイミー・アダムス
数学者〓ジェレミー・レナー
作戦を指揮する大佐〓フォレスト・ウィテカー
宇宙船に入っていくと
小さな小部屋があって
ガラスの様な仕切りで
宇宙人と対話をするスペースがある
宇宙人〓ヘプタポッド
※7本脚の意味
タコ脚に大きな胴体があるだけ
触手の先はいそぎんちゃくみたいに広がる
ボードを使って話して書いて対話をすると
ヘプタポッドは墨の様な煙の文字
ほぼ○にギザギザの模様
少しずつ理解していくと
ウエポン(武器)という言葉を解読
中国と
ロシアは
宇宙船に総攻撃をかけることにする
師匠が2回も解説して
アカデミー賞候補と絶賛していたが
回想がやたらとカットバックしてくるし
目の前に突然ヘプタポッドが現れる夢や幻想
正直 よく解らない展開で「おもしろくないなー」と思っていた・・・
が
また 急にパーティー会場に場面が飛ぶと
壁には宇宙人語○の垂れ幕
ここでハッと気付く
今までの訳解らん事が
一気にひとつにまとまる
やられた!!
もう一回見たくなったよ
監督のドゥニ・ヴィルヌーヴ
前々作『プリズナーズ』で 打ちのめされた作品
※前作『ボーダーライン』はイマイチかなぁ…
アメリカ⇔メキシコ のトンネルはびっくりしたけどね
あまり期待して無いというか
別に見たいとは思わなかった
『ブレードランナー 』の30年後の続編が
※リドリー・スコットが監督しないし![]()
ライアン・ゴズリング が主演だし![]()
原作じゃないオリジナルだし![]()
唯一の希望は
リック・デッカード:ハリソン・フォード の再登場ぐらい![]()
年末に公開される予定だが
ホンのちょっち 期待できるかなぁ??
しかし
またもや 邦題がドイヒー
原作の「あなたの人生の物語」の方がまだマシ
5月19日 公開予定
(2016年東京映画祭で上映済み)
≪ネタバレ注意≫
ウエポン(武器)とは誤訳で
ギフト という意味だった
サム・ライミ監督の
『ギフト』
スティーブン・キングの『シャイニング』のかがやきと同じ意味
つまり超能力者
主人公は超能力を持っている
今回の超能力とは時間を越える力
今まで死んだ娘だと思わされていたのは
未来 これから生まれてくる娘との会話
どうりで絵や粘土細工を知っているのかが
疑問のフラッシュバックだった
何度も会話には出てくる父親が 姿を現さないのは
ネタバレ防止の為
ジェレミー君が
『結婚してたのか!』って叫ぶシーン
観ている側は
そーだよ 知らなかったの![]()
あー話して無かったんだ
位に思うが
妙な違和感があったんだよね
やはりパーティー会場のシーンが圧巻
○ 「あの時の電話が…」
☆ 「電話番号を知らない…」
○ 携帯を見せて 「ほら、解ったでしょ」
☆ 「なんて言ったの?」
○ 耳打ち…
そして 射殺される緊迫感
もー最高です
宇宙人モノのSFだと思っていたら
思わぬ
大好物のタイムスリップモノで大満足
遥か昔から居るという宇宙人?
12基の宇宙船が煙の様に消えたり
存在理由がイマイチ解らんかったけどね![]()

