原題: 12 YEARS A SLAVE
監督・製作:スティーヴ・マックィーン
脚本・製作:ジョン・リドリー
製作・出演:ブラッド・ピット
音楽:ハンス・ジマー
原作:ソロモン・ノーサップ『Twelve Years a Slave』
上映時間:134分
ニューヨークでバイオリニストとして
普通に生活している黒人のソロモン・ノーサップ
1841年
ある時二人組の白人が
首都ワシントンで公演をするように誘われて
前祝いと3人で酒を飲み
酔い潰れて目を醒ますと
鎖に繋がれ
脱出奴隷として扱われ
船で南部に運ばれ
別の名前で与えられ
奴隷になってしまう
この映画は実話
全米で大ヒットして
師匠 も解説していたが
でも この邦題はダメでしょう
「奴隷」になった事が重要なのに
12年とタイトルにはあるが
○年目とかテロップなどの表示は無く
次々とエピソードが続き
目が離せない
随所に首吊りのシーン
主人公も首吊りになるが中断され
つま先立ちで半日
ムチ打ちのシーンも多く
その打たれた痕が生々しい
最初の主人がベネディクト・カンバーバッチ
とっても良い主なんだけど
奴隷監督〓ポール・ダノ が
バカで嫉妬して殺そうとするので
2番目の綿農園主人〓マイケル・ファスベンダー
に讓われる
この主人は変態
奴隷女に溺愛し
妻は嫉妬して奴隷に当たる
ラスト30分前にカナダから来た大工〓ブラッド・ピット
トが突然現れる
奴隷制度に異を唱え
2シーンしか登場しないオイシイ役
主人公が解放されそうな前夜
物思いなワンショットの長回しが続き
解放された時に
またワンショットの長回しが続く
この方式には思わず泣けてしまった
変態主人に寵愛を受ける奴隷女のバッツィ(ルピータ・ニョンゴ )
「私、凄く臭いから」と石鹸を貰ってくるが
主人は逃げたと思ってムチ打ち
自分は解放されたが
最後に『また会える』なんて
いい加減な事を言っていたが
彼女のその後が気になる



