スウェーデンの
『ぼくのエリ 200歳の少女』(2008)
を ハリウッド・リメイク
『クローバーフィールド/HAKAISHA』の
マット・リーヴスが脚本・監督
オリジナルのタイトルも最悪だが
『モールス』も勘弁
原題:Let me in (訳:中に入れてよ)
劇中に モールス信号が使われるが
吸血鬼は 招かれないと家に入れない
という 定番を踏まえているタイトルの方が良かったな![]()
吸血鬼が勝手に家に入ってしまうと…
体中から血が噴き出してしまう![]()
最初は 「なんで 足元が濡れてるんだろう
」
と 思っていたら顔や体から血が流れてくる
この描写は意外性があって驚いた![]()
また 太陽を浴びると 一気に燃えだす![]()
といった定番も活かされていた
(足に陽が注ぐと ひび割れの様にもなっていた)
オリジナル
『ぼくのエリ 200歳の少女』と
『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』も
同じく スウェーデン製でハリウッド・リメイクにもなった
スウェーデン映画というと
結構 バイオレンスや残虐描写が多いイメージ
『モールス』は オリジナルよりもグレードアップ
という事前に批評を聞いたが・・・
(ちなみに オリジナルは未見)
『ぼくのエリ 200歳の少女』HP
にて
予告編を見る限りでは 内容はほぼ同じ![]()
小さな生き物が飛び回っている映像があったが
それは『モールス』には出てこない
吸血鬼が人を襲うシーンは
『キック・アス』
のようなスタントとは違い
CG化された動きの速いモノになっていた
また 急いで樹に登って逃げるシーンでは
焦っているかの様に 足を滑らせる細かい技もあった
オリジナル映画と原作もあっての
ハリウッド・リメイクは
スウェーデン から ニューメキシコ州ロスアラモス に変更
だが 年代も30年前なのは疑問に思っていたが
段々と 古めかしい懐かしい雰囲気で
『ツイン・ピークス』の様でもあった
オープニングの謎の事件から
2週間前に戻ってからの物語
普通ならば OPの時間軸に戻っての結末だが
ここまでが前半
その後 話が終結すると思われるが
回収してないことがあって
それが解決して やっとエンディング
この三段オチには やられたねぇ
「
吸血鬼」映画とは 知らなかったら
もっと もっと 感動できたかもしれない
(隣で 怒鳴り声がするが・・・)
なかなかの秀作
久々に 当たりの映画
いじめっ子の少年・ケニーが
「LOST」シーズン6
でのデヴィッド・シェパード役
ディラン・ミネット
が出ていて ちょっと嬉しかったりする![]()
- ぼくのエリ 200歳の少女 [DVD]/カーレ・ヘーデブラント,リーナ・レアンデション
- ¥3,990
- Amazon.co.jp

