しばらくぶりのモデルガン。さして珍しくないがマルシンのワルサーP38。
以前も紹介したがあの時のモデルはABSだったが今回はHW。ただ、元は発火モデルではなくモデル末期に販売されたダミーカートモデル。バレル内部のダミーカート用のストッパーを取り外し、発火用のデトネーターを取り付け、内部パーツも古い発火モデルのものにしている。
上はかなり初期のHWモデル。きれいにブルーイングがされている。ちなみに未発火。
真ん中が今回のHWモデル。末期のダミーカートモデルを発火モデルにしたもの。
下はABSのバレルとスライド。かなり使い込まれたものだがまだまだ使える。このモデルは基本的に大変丈夫で酷使に耐える。
なお、本来マルシンP38はデト本体を三角柱のような金属ホルダーに挟み込んでバレル内にセットする方式だったはずだが、このダミーカートバレルでは、ほかのモデルにもよくあるバレル内部にデト固定用の突起突き出しておりそこに差し込むタイプになっていた。
素材が発火に耐えるのかは不明だが、たとえ破損しても手元には中古のバレルとスライド、フレームが3セット(すべて中古ABS)あるので気が楽。
手持ちのジャンクパーツの山。
バレル、スライド、フレームは3セットあるが、それに対して内部パーツはちょっと寂しい。
どなたか、グリップパネルとマガジンキャッチの予備をお持ちでないだろうか。高く買います!
準備したカートはオリジナルのほか、マルシンM84用9ミリショート(旧タイプセンターファイア)にかつてマルベリーフィールドから発売されていた中空インナーを使用するCPタイプの380センターファイアカート、それにタニオコバの380イージーCPカート。
ご存じの方も多いと思うが、マルシンのP38カートとM84カートはサイズがとてもよく似ている。P38の方が1ミリちょっと長いだけで直径は同じ。P38本体は発火方式がサイドファイアだからカートストッパーもないのでこれくらいの長さの差は全く問題にならない。したがっていくつか種類のあるM84用カートは、ほぼすべてP38用カートとなる。ただし、デトネーターの長さはそれぞれ異なるので調整は必要。
カートの比較。
両側がオリジナルカート。
真ん中2発のうち向かって右側、弾頭部がカッパーなのがマルベリー380でその隣の一番背の低いのがM84PFC。

まずは1発ずつカートを確認していく。
オリジナルカートは発火音もせず、ホールドオープンもしない。パワー不足といった感じ。インナーをセンターファイア用のドーナツタイプにしても変化はない。ただし、ABSのバレルとスライドの組み合わせで使用すると発火音はしないがちゃんとホールドオープンした。この組み合わせでは十分な感じ。
次いでタニオコバの380イージーCPカート。アルマイトだからまことに軽い。ある方から、「タニオコバのヘキサゴンインナーと組み合わせると快調に作動するよ」と教えていただいたので試した次第。発火するには、オリジナルのデトネーターでは長すぎるので少し短くする必要がある。手持ちの古いデトから適当なものを選んで加工(長さ約45センチ・直径5ミリ弱)。ヘキサゴンインナーは所有していないのでマイルドキックカートのインナーで試してみる。しかし結果はHWではだめ。スライドがほんの少し後退するだけでエジェクトには至らない。明らかなパワー不足。ヘキサゴンインナーだとどうかわからないが、今のままでは無理と判断。
気を取り直しマルベリーの380カートを試す。中空インナーを使用するのでデト先端との相性が心配だったが杞憂だった。大きな音とグリップする手への強い衝撃とともにカートが勢いよく蹴り出されていく。驚いた。えっと思うほどのパワーを感じる。そのあと続けて何発か試すがどれも同じ。最後に3連射してみたが素晴らしく快調で迫力がある。ちょっとモデルへの負担が気になるくらい。
マルベリー380カートの構造。中空インナーを使うCPタイプ。加圧ストロークは1センチほどかな。
マルシンPFCインナーとの比較。中央のホールの大きさがほとんど同じだが長さは違う。
最後にマルシンM84用旧タイプのセンターファイアPFCを使用した。
なお、先に紹介したマルベリーもタニオコバイージーも、そしてこのマルシンPFCも必要なデトネーターの長さはほとんど同じであった。
発火の結果だがマルベリーほどではないけれども、おおむねきちんと作動する。ホールドオープンも良好で十分使用できる
動画ではマルベリーカートをメインで使用してみた。迫力は一番だし、所有する弾数はちょうど8発なのでフル装弾でき具合もいい。ついでにオリジナルカートを使ってABSバレルとスライドでもちょっと遊んでみることにした。
動画はこちらからどうぞ
モデルガン発火 マルシン製ワルサーP38+マルベリカート&サイレンサー
最初はマルベリーカートでの8連射、不発暴発なくきれいに連射が決まる。次は最終弾手前で暴発が起きちょっと手間取りかつ最後がピンボケで失礼。
で、その後がお遊びで、3Dプリントした自作のサイレンサーをABSバレルに取り付け、その状態での発火シーン。
発火音がせずただカシャ、カシャとスライドが動きカートが蹴り出されていく。一度不発があったが、後半わずかに発火ガスがもれ出しホールドオープンしたモデルに絡みつくように漂うのが様になっている。
先にオリジナルカートを試した際、全く発火音しなかったことからこれにサイレンサーつけて発火したら、音がしない分反対に面白いんじゃないかと思って試した次第。狙いは当たったかな。
発火後の報告
実はマルベリーカートでもう1マガジン発火(3マガジン目)したのだが暴発強制フルオートで全くダメだった。1マガジン目はカート本体ともクリーンな状態だったが、2マガジン、3マガジン目ともカートの内部をグリスで拭った程度で再使用に挑んだ。もしかすると中空インナーの細いガス抜き孔(このインナーのガス抜き孔はほかのインナーに比べ少々長い)にキャップ火薬のカスが溜まりガス抜けが悪くなり、そうなると必然的にパワーが上がる。しかもこのカートの加圧ストロークはかなりある。その結果パワーが強くなりすぎ、スライド(同時に内部のファイアリングプレートも)の前後作動が激しくなりすぎて暴発が起こったのではと考えている。
発火後分解しようとしたら普段なら簡単に抜けるフレームとバレルを固定しているピンが抜けなくなっていた。何とか強くたたいて押し出したが見事に変形していた。非常に強い力を受けたのだろう。一歩間違えればバレルやフレームが逝っていた。ラッキーだった。いまさらながら、カートは発火のたびにきれいにしましょう、と肝に銘じた次第。
スライド上に乗っているロッドがそれ。
一方が曲がっているのがお判りでしょう。
千枚通しの先で示している箇所に装着するパーツ。
まだまだ伝えたいことはあるけれど疲れました。
ということで今回はここまで。





