タナカの金属長物M1カービン
以前紹介したことがあるので2回目の登場⇒悩ましきかな、M1カービン | 黄昏オヤジの暴発日記 (ameblo.jp)
詳しいことは過去の記事をお読みいただくとして、今回のポイントは「マガジンフォロワー」。言っちゃなんだが、まぁ大したことではない。ただ結構気に入っているのでご紹介する次第。
タナカのM1カービン(元はCMC)のマガジンは全金属製でもちろんマガジンフォロワーも金属。これの動きがぎくしゃくするというかあまりスムースでない。個体差なのかもしれないがカートが上がってこなかったりすることがある。使い込めばいい感じになるのかなぁ、と半ばあきらめ使用していたのだが、なんネット上にこのフォロワーの3Dデータがアップされているのを発見した。驚いたねぇ、先日のグレネードランチャーのデータにもびっくりしたが、フォロワーのデータまであるとは思いもよらなかった。以下はそのデータに付属していた制作者の説明文(*ネット翻訳です)
M1カービンマガジン用アンチチルトフォロワー
オリジナルのフォロワーデザインに対する改良点には、延長されたフロントスカートと、より信頼性の高いマガジン機能のための改良されたジオメトリーが含まれます。追加機能として、マガジンスプリングの適切な向きを確保し、マガジンの保守を容易にするためのスプリング保持クリップが内蔵されています。(以下3Dプリント時の設定説明が続く)
*左の黒いのがタナカ製のフォロワー(金属製)、右の白いフォロワーが今回のアンチチルトフォロワー(樹脂製)。画面下側がバレル方向、上が銃尾方向です。アンチチルトフォロワーのフロントスカートが長いことがわかります。スプリングは当然タナカ製です。
*フォロワー裏側のスプリングの固定フック。ここにスプリングが引っ掛かります。スプリングとフォロワーが一体となるので組付け取り外しがとても簡単になります。これだけでもグッドですし、樹脂製なので滑りもよく錆びないのでメンテナンスも助かります。
どうやらM1カービンのマガジンフォロワーはフロント側に傾くという悪癖があるみたい。チルトは「傾く」という意味があるのでアンチチルトフォロワーはまさしく「傾かないフォロワー」となる。確かにオリジナルと改良版を見比べるとフロント側のスカート(足)が長い。また、オリジナルにはないマガジンスプリングを固定するフックが裏側に設けられている。ただ、寸法の違いは微妙なのでよくわからない。
小さなパーツなのでさほど時間もかからないので早速一つプリントしてみた。そうするとデータそのままではサイズ的にぴったり過ぎて(いわゆるピッチピチ状態)うまく動かない。そこで、ほんの僅か縮小(98、99%くらいだったかな)してプリントするとこれがジャストフィット。実にスムーズに動くのである。樹脂であるため滑りもよく、延長されたフロントスカートのおかげか前に傾くことも一切ない。フォロワー裏側にマガジンスプリングを固定できることも影響しているのだろうか。もちろん最終弾発射後のフォロワーによるボルトストップも効く。うれしくなってもう一つプリントし予備のマガジンにもセットした。
で、発火である。
前回以来発火していないので約2年半ぶりとなる。ほんの少しデトネーターを短くしたような記憶があるのだがはっきりしない。俺、ボケたか?
用意したカートは29発。半端だがインナーが1個途中で行方不明になったので面倒なのでそのままいった。15発フルに装填するとマガジンがパンパンになるのが嫌で、いつも14、13発にしているのでこのままで構わない。
最初の1マガジンでは暴発(いずれも2連)が3度あったが不発や装弾・排莢不良は一切なかった。2マガジン目(12発)は一度も不発暴発装弾不良等なく完璧に連射できた。いいねぇ!金属長物のクローズドボルト・セミオートでの連射ってのはなんか新鮮な喜びがあるなぁ(^^♪うれしい
あとはおまけで、ジタバタしながら3Dプリントサイレンサーを付けて3発発火。なぜかサイレンサーを付けたらカートの排莢方向が左になったし、最後はホールドオープンしたボルトの上に乗っかってしまった。ボルトの後退が完璧でなく、ためにカートの蹴り出しが不十分となりどこかに当たって左側にはねたのかもしれない。ただ、最終弾発火後にボルトはホールドオープンしているのでほんのわずかの不都合だろうと思う。サイレンサーの内部はただの何もない空間なのだが、ブローバックに何かしら微妙に影響しているのだろうか。もう変な自作サイレンサーは止めよう(◎_◎;)
そんな動画は↓
累計発火数は100発を少し超えたくらいかな。前回の発火では(以下、当初書き込み(見え消し部分)をダッシュで訂正しました。)必ずと言っていいほど暴発と装弾不良に悩まされたが今回は暴発はあったが29発中3回だけで、装弾不良は一切なかった。デトを短くしたという記憶が正しければ暴発が少なくなったのはそのおかげだろう。(以下、見え消し部分はボケたオヤジの勘違い文書)。必ずと暴発と装弾不良に悩まされたが今回はそれが少なくなった全くなか。たのが大変うれしい。デトをほんの少し短くしたという記憶が正しければ不発が無くなったのはそのおかげだろう(暴発も出たけどね)。装弾不良が無くなったのは今回のアンチチルトフォロワーが奏功しているかも。実際、このパーツいいと思う。メンテが楽だし、カートの動きもよくなる。このモデルを所有しているマニアの皆さんにはお勧めです。タナカさん、オプションに用意されてはいかがでしょうか。
◎以下参考
アンチチルトフォロワーの入手方法について、ユーチューブのコメント欄での回答内容を転載しておきます
「アンチチルトフォロワー」をアルファベットでネット検索すると5セット約3,000~5,000円ほどで販売しているサイトが見つかります。もちろん海外ですが、日本から購入できるかは存じません。なお、ブログに書きましたが実銃用そのままのサイズだとタナカ製にはちょっときついのでほんの少し削る必要があるでしょう。
ネットで3Dデータをダウンロードし、それを国内の業者に送りプリントしてもらうのが現実的です。Thingiverseというサイトに入り「M1カービン」(アルファベットでね)で検索すればフォロワーのデータを見つけられるでしょう。ダウンロードは無償です。
日本国内にも3Dデータに基づきプリントしてくれる業者はたくさんいますので、そのデータを基に交渉してみてください。あとは3Dプリンターを所有する知人にお願いするかですね。