「忖度」ではなく「拝察」 | 黄昏オヤジの暴発日記

黄昏オヤジの暴発日記

退職後の第二の人生を手探りで進むオヤジのモデルガン+独り言。黄昏に染まりながら気まぐれに発火しつつ、この世の由無し事に毒を吐く(令和4年5月20日・タイトル一部修正)

 ネット上で宮内庁長官の発言が話題となっている。「拝察」という言葉を使われているが、ほぼ陛下の御意思に沿ったものであり行動なのだと思う。象徴天皇としての行為と憲法解釈などといった難しいことはさておき、このご発言を受けた政府や組織委員会はどう出るのか興味深い。なお、官房長官が火消しに走ったようだが、早速ネット上では「不敬罪」で「獄門さらし首」扱いですな、ご愁傷様。また、欲の皮が突っ張らかしたIOCのアホどもが下手なことをいうと、JOCは全員切腹間違いなし。小池さん、入院しててよかったね。

 報道によればこれに先立つ22日に陛下に首相から「内奏(天皇陛下に国務大臣などが国政の報告を行うこと)」が行われたらしいけれど、そのすぐ後にこれでは首相もメンツ丸つぶれですなぁ。もしかしてその際になにかあったのかなぁ?

 ただ、思いの外、大騒ぎにはなっていないような気がする。テレビや新聞での取り上げ方は抑え気味に感じる。開催支持のマスコミとしてはしばらく抑え気味にしておいて、それで沈静化すればよし。そうでなく一般世論が盛り上がりを見せるようであれば、後追いしようかな、という様子見スタンスに思える。相変わらず姑息。

 ふと思うのだが、シンキロウ君がまだ会長であったらどうしただろう。かの人物は明治生まれの軍人かと思うような、天皇陛下をそれこそ現人神として敬い奉るお人。今、この「拝察」を耳にして心中はどうであろう。「殿、ご乱心を」と収拾に走るか、はたまた自らの信条を曲げ「中止」を選択するか、「無観客」で落としどころを探るか。興味深い。

 シンキロウ君の地元民として一言。この人、問題多々ある人物であるが、折衝能力と行動力、そして組織運営能力は名人級。そのまま、組織委員会に残っていれば、結果がどうであれこれほど矛盾だらけでドタバタするようなことにはならなかったと思うよ。惜しい人をなくしたね(ああ、まだご存命ですか(^^;)

 

 という感じで、本日はおとなしく、おとなしく