水族館で小判鮫を見るたび、思い出す。


父親が3歳の私に、馬鹿にするような笑みを浮かべて、


「お前は俺の小判鮫だ。俺のおかげで飯が食べれる」


と、よく言っていた。


それ以降、一緒に水族館に行って、小判鮫を見るたびに毎回言われた。


私はもちろん、嫌な気分しかしなかった。


3歳でも、馬鹿にされているのは、十分理解できた。


こんなことばかり言うから、父親と一緒になんて、何処であっても行きたくない。


行きたく無いと言うと、殴られるから、行くしか無い。




父親は、娘にそんな事を言って楽しかったんだろうな?


マウンティング?


幼い娘に対して??笑


娘が嫌な顔をしている事に気付いても、「せっかく連れて来てやってるのに、その態度は何だ」と、殴ればスカッとするしな。



そんな父親も、多分もうすぐ後期高齢者。


5年くらい前に、最後に私が実家に帰った時に父親が、


「もっと実家に帰って来てくれよ」と言った。


多分、もっと俺に会いに来いという事なんだと思う。


え?自分が歳とって私に何をしてきたか忘れたら時効?


冗談じゃない!


気持ち悪い!


私に会いたい気持ちが少しでもあるのなら、私の気持ちを少しでも理解しようとしてみろよ。


結局いつも、自分のことしか考えられない立派な反面教師さん。