今日、久々に聞いた唱歌「ふるさと」
歌は一緒に思い出も連れて来ますね。
高齢者音楽療法の時に必ずと言っていい程、毎回歌っていた。
それと…
ヘルパー2級取得のための特養施設実習の時。
中度の認知症と身体障がいで、喋れない大柄の女性入所者さんがいた。
「この方、暴れるから実習生は近寄らない方がいいよ」
と職員さんに言われたものの、放っておけない私。
多分だけど、認知症による被害妄想や意思疎通ができないとこへの苛立ちなんかが、職員への暴力に繋がってしまってるのかな??と思った。
暴力とは、グーで殴ったり、引っかいたり…
上半身しか動かないから、腕の動く限りのことなんだけど、大柄だから力も強くて大変!
当然私にも掴みかかってグーで殴ってくる。
(お前、私にかまうな!💢)
と言われているように感じた。
でも、ふと…
他の利用者さんと洗濯物を畳みながら「ふるさと」を私が歌ったのです。
それを遠くで聴いていたその女性は、最初はビックリしたように目を丸くして私を見、だんだん優しい目つきになったのです。
彼女の中のなにかが変わったと確信した私は、歌いながら彼女に近寄りました。
彼女は一切攻撃的なことはせず、私を受け入れたように見えました。
そこで、今までなら嫌がっていた車椅子の坐り直しの介助をしてみました。
「お尻下がってきちゃいましたね~。後ろに坐り直しますよ~。せーの、よいしょ!」
って…
彼女は今までの暴力が嘘のように私に身を委ねてくれた。
それ以降、私を見る彼女の目が優しくなった。
他の職員さんには相変わらず暴力的なんだけど、私には暴力どころか頼ってくれるようになった。
職員さんたちもビックリするほど…
それからというもの、彼女の心が乱れている時は、横に言って歌をうたっていた、私。
歌って、こういう力があるんだ!って、体感した出来事でした。
彼女は音楽好きでした。
私がたまたま選んだ曲に思い入れがあったのか、わからないけど…
いろんな曲を歌っても、結局「ふるさと」が聴きたいというゼスチャーをしていた。
そ~んなことを思い出した。
彼女は今どうしてるのかな??
