今日は、勤務している音楽教室の、年に一度のコンサートでした。
障がい児ばかり40名。
ピアノ弾いて。
合奏して。
合唱を歌う。
てんやわんやの4時間弱。
子どもたちは、この一年の練習の成果を発揮させるため。
父母は、子どもの成長を実感するため。
先生も、子どもたちと一緒に成長するため。
レッスンを頑張ってきました。
知的障がいがあっても「お客さんに見られている」ということは、ほとんどの子どもが理解できて、いつもの10倍はお利口さんでしたww
それを見た父母は「ウチの子、ここまでできるようになったんだ!」と号泣(T ^ T)
それを見た先生は「頑張って良かった」と号泣(T ^ T)(T ^ T)
感動的な発表会になりました。
子どもの数だけ、ストーリーがあって感動
があるのだけど、1番お母さんの気持ちがビシビシ伝わってきた子どものお話しをひとつ。。。
Sくん、小学5年生、重度知的障がい。
言える言葉は「ママ」を始め10語くらい。
目を離すと、すぐにどこかに行ってしまう。
甘えん坊で、気に入らないことがあると奇声をあげる。
今日の出番は、ピアノソロと合奏でハンドベルと合唱。
本番前、母がタキシードを着せようとしていたが、Sくんは嫌がって床に寝転ぶ。
そこに私がワザとらしく、
「えー!このタキシードかっこいい!誰が着るの??Sくんが着るの??先生Sくんがかっこいいタキシード着たところ見たいなー!?」
と言うと、顔色を変えてシャキッと立って着替え始めた。
着替え終わると、私の目の前に来て何度も回って見せた。
言葉はないけど(先生、見て!タキシード着たよ!かっこいいでしょ??)と聞こえるようだった。
「うわ!かっこいい!!じゃあさ、かっこいいタキシードが汚れないように、今日はお利口さんにしててね!」
Sくんは大きく頷いて、母の元に戻って行った。
ピアノソロの出番。
母と一緒に舞台袖まで行き、舞台には1人で立つ。
母に袖から見守られて、何度も母を振り返りながら、お辞儀して、練習通りピアノ弾いて、お辞儀して。。。
それを見て母、1回目の号泣(T ^ T)
次はハンドベルの出番。
他の子たちと舞台に上がったものの、母の姿が見えなくなり「ママ、ママ」と叫び続ける。
私「ハンドベルやるよ!」
S「ママ、ママ!」
私「ママはあっち(客席)にいるから、ベルが上手なの、見せてあげようよ?」
すると客席の母をキョロキョロと探すSくん。
結局、曲が始まっても母が見つけられなくて、ずっとキョロキョロしてたけど、担当していたシとラをきちんと演奏することができた。
Sくんの真後ろにいた私には母が見えた。
自分を探す息子が愛おしくて、母2回目の号泣(T ^ T)
ハンドベルが終わって、合唱まで舞台袖で待機。
母はわざと舞台袖に迎えに来なかった。
「ウチの子、私なしでどこまでいられるのかしら??」
Sくんといえば、また「ママ、ママ!」の繰り返し。
それをH先生がなだめる。
またそれを遠巻きで見ていた私。
すると、母は息子に気付かれないように現れた。
頭全体にストールを巻いて、目しか出てない状態の、完全に怪しい人!ww
舞台袖に入る廊下の角から顔だけ出して、じっと息子を見ていた。
H先生になだめられて、だんだん落ち着いていく息子を見て、母3回目の号泣(T ^ T)
そして、その様子を遠くから携帯ムービー撮っていた!
そんな母に、私もうるっときた(T_T)
合唱本番では、また母は客席に戻り、Sくんは、みんなと一緒に舞台へ。
ここは40人の子ども全員の出演なので、みんなの様子をうかがいながら、先生に頼らなくても歌うことができた。
それを見て母4回目の号泣(T ^ T)
Sくんも頑張ってるけど、お母さんも頑張ってるな!って、凄く思った。
自分が息子に「なにができるのか」を全身全霊で考えてる。
それで手探りでも、少しずつ成長している姿を見せられて、私も嬉しい。
って、私はSくんのレッスンを1回も受け持ったことないんだけどねww
お母さんとはほぼ初対面だったし、Sくんとも数回しか会ってないww
それでも自分のことのように喜べた自分が嬉しかった(#^.^#)
