「本心」平野啓一郎を読み終えました。最初はなかなか読み進められませんでした。主人公がAIで死んだ母をARの世界によみがえらせると言うので、なんだかお化け屋敷に入った気分でした。しかも本物ソックリに見える世界というので、もし死んだ父と夢以上にハッキリと会ったらと思って怖くなったのです。途中からはARにも慣れて引き込まれてドンドン読めました。ARの良さや問題も知りつつ近未来にはこんな世界になっているのかもと思いました。
平野啓一郎さんの本は「ある男」「マチネの終わりに」と3作目でしたがそれぞれ全然違った方向性で同じ方が書いたとは思えませんでした。
今日のお弁当NO.167

