「正欲」朝井リョウ 読み終わりました。左が今の表紙で右がこのカバーの下にある以前からの表紙です。
「狂骨の夢」京極夏彦の次に読んだのは間違いでした。京極さんの本が今から90年位前の話なので内容が真逆すぎました。古い言葉、漢字使いを辞書で調べていたのが、今度はカタカナ語やアルファベットの略語が分からず調べたりしました。
今年はミステリー小説を読むのが目標だったのに、これは店頭で目立ってたので思わず買ったけどミステリー小説ではないようです。
前に「何者」を読んでいるのを思い出しました。現代社会にある新しい物が全てつまってるような気がしました。半分近くまで、この本は雰囲気が掴みにくくて失敗だったかなと思いつつ、後半はやっと内容が明らかになってきて読みやすく成りました。
読み終わったらすごく納得している自分がいました。あんなに戸惑っていたのに、登場人物たちのその後の話が読みたくなりました。「いま」がいっぱい詰まった本です。
今日のお弁当NO.27


