昨日の晩から大阪は雨です。
車がないのが早速ツラいgentaです。
さてさて
残価設定ローン
昨日の車購入・車とお別れのエントリに頂いたコメントへの返信にも少し書いたんですが・・・
今回、この車を購入するに当たり、残価設定ローンを組みました。
この残価設定ローンって仕組みを考えた人、ホンマに天才やと思います。
売る側にとっては素晴らしい仕組みになってるし、買う側にとっては気付かぬうちにドツボに嵌められていく仕組みになってるし。
ものすごく少ない負担で車が買えるように錯覚しちゃいますけど、ちゃんと落とし穴があって。
それを理解しないと、負の無限ループに陥ってしまうこの仕組み。
今回の私のローンがものすごく数字的にわかり易い状態だったので、その仕組みのご紹介と
なぜ今回私がその残価設定ローンで購入したのか・・・
そんなところをちょっとだけお話。
カラクリをしってるよ!って方は、今日のブログは無駄に長いだけのブログかも(笑)
意味も解らず残価設定ローン組んでた・・・とか、何それ?って方は是非お読みくださいませ。
気付いておられる方もいらっしゃるとは思いますが、最近のスマホの分割払いもこの仕組みの応用です。
スマホ買うときは金利がかからないのでちょっと意味合いは変わりますけどね。
残価設定ローンとは
一般的に5年でローンを組む事が多いかな?3年パターンもあるけど。
面倒なので5年で説明しますね。
細かい数字は実際は違いますが、わかりやすくするために数字を全て単純にします。
車を購入して、そこから何もなく普通に乗ってた想定で、5年後の下取り価値を予想します。
例えば300万で買った車の5年後の価値が100万かな?と予想したら、それよりも一定安い値段、80万円くらいを「残価」として設定します。この設定はもう売り手側が決めてます。買い手は従うのみです。
これを60回目最後の支払額に設定するのがこの残価設定。
話がややこしくなるので、一旦金利の概念はナシにしますが・・・
通常ローンであれば、300万円を60回払いにするので月50,000円の支払いになりますが
残価設定では60回目に80万円の支払い。あと59回で残りの220万を払うので月々の支払いが37,000円ほどになります。
と聞いたら、えっ!?月々37000円でいいの?ってなるんですが・・・
ポイントは最終支払い60回目の80万ですね。
この時に80万円が即金で用意できないなら、その車を売ればいいのです。100万くらいにはなるはずなので。
で、差額の20万を頭金にして、同じように残価設定ローンで次の車を買えばよいのです。
この80万円を再ローンにする事もできますが、大抵2年くらいで区切られるので、月々33,000円くらい。
ここで悪魔のささやき。
「再ローンにしても月33,000円。前回と同じパターンで買えば37,000円と言うほぼ同じ負担・今までと同じ負担で車が新車になりますよ・・・」
と。
そしてみんな抜け出せないループにはまっていくんです。
もちろん、80万円を即金で支払えば、晴れてローン完済。
不幸に事故などで車が無い・もしくは車の程度が悪くて査定額が80万に満たない・・・とかなら、その分をしっかり負担せねばならないのは当然ですが・・・。
残価設定の罠
上記の例はわかりやすくするために金利の概念を取っ払いましたが・・・
当然ローンには「金利」が発生します。
この金利を計算するに当たって、この残価設定ローンはものすごく売り手に有利なんですね。
なぜなら・・・
最終支払いの残価が最後まで大きく残るので、金利計算の母数となる「元本」がなかなか減っていかないんです。
そもそも、車のローンに限らず、ローンと言うものは全て返済額はまず金利の支払いに当てられます。
毎月の支払額が少なくなるので、当然、金利を支払った後に残る元本支払い部分が少なくなるんですね。
最後の支払いに大きな金額が残されているので、元本がしっかり残ってしまって、この金額にずっと金利がかかっちゃうんです。
払っても払っても金利ばっかり払って元本が減らない。
売り手は金利で大儲け。
と言うのがこの仕組みのミソ。
でも、買い手は月々の支払いが安い・最後の支払いは最悪車を売ればなんとかなる。次の車も同じ手法で買えばよい。
ってことで飛びついちゃうんです。
このパターンに誘い込めば、また残価設定ローンで車が売れますから、売り手はもう笑いが止まりません。と言うかそれが狙い。
ま、でも、買い手にとっても、コレがあるからちょっといい車にも乗れるし、比較的短いサイクルで新しい車に乗れてしまったりするんですよね。
仕組みが悪いように書いてしまってますが、それを可能にした仕組みでもあるんです。
永遠に終わらないローンがあるだけで(笑)
アルファードの場合
アルファードと言う車は国内でも超人気車ですし、輸出する事で海外でも人気の車です。
なので、下取り・買取相場が非常に高く、5年後でもかなりの価値があったりするんですね。
なので、売り手としてもこの「残価」をかなり高く設定できるんです。
残価が高ければ高いほど、売り手は上記仕組みで金利で稼げるし、買い手は月々の支払いが安くなるし。
アルファードってそんな車なんです。
よくよく言われるセールストークですが、VOXYを買いに来た人に
「月々の支払いであと数千円足せばアルファードになりますよ」
と。
これが、この1~2年、アルファードがバカ売れしている理由のひとつです。
最終支払い(残価)の負担が大きくなりますが、そこは車を売って、次の車を買えばいいのです。
残価設定ローンで(笑)
我が家の場合
今回、我が家が購入したアルファードの残価は約165万で設定されました。
で、頭金を計算して入れて、170万円のローンを組みました。
はい!ここで「意味解らん!」ってなった人!
正解です。
5年、170万円のローン。
そして最終支払いが165万。
えっ???
残りの5万を5年かけて払うってこと???
んな訳ないじゃないですか(笑)
月々の支払いは7700円ほど。
5年で45万くらい支払う計算です。
でも元本が5万しか減ってないんです。
大きな元本が最後にラスボスのように控えて、そこに金利がかかり続ける。
支払う45万はほとんど金利ですよ。
今日支払っても170万。
5年かけて45万を支払っても最後に165万。
なんじゃこりゃ?
残価設定ローン、怖いですね~~~(笑)
こんなローンを組んだ訳
何でこんなあほなローンを組んだかと言うと・・・
残価設定ローン、売り手には有利なローンで、当然そこで利益も出るので・・・
コレを組む事で値引き交渉の材料に出来るんですよね。
「一括じゃなくて、残価設定ローン組むから金利分全部とは言わんけど少し安くしてよ・・・」って。
てか、ディーラーにしてみたら残価設定ローン組む前提で商談するところがほとんどじゃないかな?
なので最初は一括で!と言う見積もりとって値引き交渉して、、、そこから奥の手で使うのが良いかと。
値引き額を増やしてくれるかどうかは解りませんけどね。
そういった値引き交渉の材料にするため、値引きを引き出すために契約しました。
なので、金利計算上ローンが成立するギリギリの金額でローンを組んでもらったらこんなわかり易い数字になりました(笑)
で・・・
ぶっちゃけて・・・
義理で数ヶ月支払ったら、サクッと一括返済の手続きとるつもりです。
こんなアホな金利払ってられるかい(笑)
今、精算しても5年後精算してもどっちみち170万用意せなあかん。
5年間で支払う45万に何の意味があんねん・・・と。
その部分は担当さんにはもちろん内緒ですが、最初から想定しております。
悪い制度ではない
そんな風に書きましたが、コレ自体ホントよく考えられてるいい制度だとも思います。
売り手にも買い手にもちゃんとそれぞれメリットはある。落とし穴もありますけどね。
買い手は買いたくても手が出なかった高い車を買えるようになって
売り手は高い車を売ることが出来るようになったから利益も増える
今回のケースも残価160万に対して300万くらいのローンを組めば金利をちゃんと加味して、通常6万とか7万とか払わないといけないところ、3万円か4万円くらいの支払いで済むようになるので。
ただ、ちゃんと制度のポイント押さえて、理解して納得して契約しないと・・・ですね。
と言うことで残価設定ローン講座
でした!
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