トランスポーター2


   トランスポーター2

 監督:ルイ・レテリエ
 出演:ジェイスン・ステイサム、アンバー・ヴァレッタ、マシュー・モディーン、ケイト・ノタ

 テレ朝放映。2回目の視聴。リュック・ベッソン製作。
依頼を受けたらどんなブツでも指定した場所に送り届ける、しかし契約にはとことん厳しい運び屋の主人公。今回は代役で子供の送迎を受けていたがその父親が麻薬撲滅の中心人物になったために麻薬組織から依頼を受けた連中が仕組んだ策略に巻き込まれていくことに・・・人数も装備も圧倒的な連中にたった一人で立ち向かう・・・
前回視聴した後に「1」を見たが「2」の方がそのスピード感溢れるアクションシーン、ストーリーともに勝り面白い。特に「1」でも登場する仏警察の警部が今回も登場するが前作の真面目な雰囲気とはうって変わってとぼけた感じで料理にうるさいフランス人を演じるがアクションの連続の合間に柔らかい雰囲気を与えていて良い。













   幸せのレシピ

 監督:スコット・ヒックス
 出演: キャサリン・ゼタ=ジョーンズ、アーロン・エッカート、アビゲイル・ブレスリン、ボブ・バラバン、パトリシア・クラークソン

 人気レストランのシェフとして活躍する主人公、暇なときも新しいレシピを考え、セラピストと面しても料理の話ばかり・・・忙しい厨房を完全にコントロールして完璧に職務をこなすことで築いた今の地位。それによって常連のお客さまからは高い評価も得るが一方で自分の料理を完璧としてお客さまの要望に応えない面も・・・
そんな中、自分のところに向かっていた姉と姪が突然の交通事故で姉を失うことに・・・父親のわからない姪を生前の姉の言葉もあり一緒に生活することに・・・
勝ち気で強気で築きあげてきた自分の城を守ろうとする主人公、ただそんな主人公の頑なさが新たな生活にもレストラン内でも軋みを生じさせてしまう・・・幸せは素直さと自らの思い込みを捨てる視点の転換によってもたらされることも・・・



今宵、フィッツジェラルド劇場で


   今宵、フィッツジェラルド劇場で

 監督:ロバート・アルトマン
 出演:メリル・ストリープ、ウディ・ハレルソン、トミー・リー・ジョーンズ

 巨匠ロバート・アルトマン監督の遺作。
長年に渡り音楽ショーのような公開生放送で番組を続けていたラジオ局がM&Aされたことで番組が打ち切りになることが決まりその最後の番組の状況をその楽屋裏も含めて綴られていく。
カントリーを中心とした音楽その歌詞がユニークなこともあり楽しい雰囲気で盛り上がりつつ、その一方で「死」のイメージも漂っている・・・長年一緒に番組を行ってきた人間の番組中での死、「くび切り」と言われる役員の事故死、場面場面に登場する天使か死神かわからない女性も・・・
メリル・ストリープの歌の上手さと、先日別のDVDで見た「プラダを来た悪魔」の時の役どころとの役作り・演じ分けの妙技には驚かされる。



ザ・ホワイトハウス


   ホワイトハウス フォース・シーズン

 監督:
 出演:

 Vol.8、エピソード16-17。
いよいよサムの選挙が近づき大統領も応援演説に向かうが「鬼門のカリフォルニア」ということで最初からいろんなトラブルにみまわれてしまいサムにとってはマイナス要因ばかり・・・その上、部長とチャーリーがバーで揉めて警察に捕まってしまう始末・・・その代わりにサムではなく自分の利権のために戦略を使っている選挙参謀を頸にして部長がその代役を・・・ただ、そんなことでは状況は好転せずサムの選挙は厳しいどころではなくボロ負けの様相に・・・
一方、世界の警察官としての役割を果たそうと反対派を虐殺している国に武力行使を示した大統領、しかし派遣した若い兵士が3人拉致されることに・・・同じタイミングで野党からは新たな減税プランが発表されその対策も急がれる・・・それに合わせて対外的な演説文章を短時間で全て見直さないといけなくなったウィルにも人間のねたみが絡み窮地に・・・


ワイルド・スピード×2


   ワイルド・スピード×2

 監督:ジョン・シングルトン
 出演:ポール・ウォーカー、タイリース・ギブソン、エヴァ・メンデス、デヴォン青木、リュダクリス

 10/07テレ朝放映。この作品の1作目と3作目を見ていたので自然と目に留まる。
1作目と同じように路上レースでのスタートで同じようなストーリー展開。気楽にあまり何も考えないでスピード感とノリで楽しむ映画だろう。アクションシーンは前作に比べ多くなったようで圧巻は車ごと走っているクルーザーに突っ込むシーンだろう。他の作品同様初っ端のGTRやS2000、その後もランエボなど日本車が多く登場など車好きには見ていて楽しいだろう。



ロッキー・ザ・ファイナル


   ロッキー・ファイナル

 監督:シルベスター・スタローン
 出演:シルベスター・スタローン、バート・ヤング、ジェラルディン・ヒューズ、マイロ・ヴィンティミリア

 ついにロッキーもシリーズ最後。
現役を引退し愛するエイドリアンは亡くなりイタリアンレストランを経営しお客の求めに応じて昔の試合などの話をする毎日・・・しかし、身体の奥には消えることない情熱がくすぶっていることがわかり再びリングに上がることを決意する。そんな時、33戦全勝と圧倒的な強さを誇りながら人気のない若きヘビー級チャンピオンからエキジビションマッチの誘いが舞い込む・・・大きな野望を抱くのではなく地元で小さな試合を思っていたロッキーがいきなりベガスの大観衆のリングに立つことに・・・
古い場面がフラッシュバックされたり昔のようなトレーニングなど昔の作品を思い出させる。ただ、現役から遠く離れたロッキーがリングに戻るための身体作りは並大抵なことではないだろう、そこには肉体の衰えとリングに戻りたい強い思いとのせめぎ合いのようなものがあるのだろう、それを表現するためにもトレーニングの様子などをもう少し丁寧に描写した方が良かったのではないか。また、若いチャンピオンは精神的にも人間的にも未熟さを現しているがロッキーとの死闘での成長ももう少し表現してもらいたかった。
ただ、場面場面では人生に対するアドバイスなどもちりばめられたり最後の試合の死闘のシーンは目頭に熱いものを感じたりとロッキー節(?)は健在。
試合の方はどのような結末にするのかと思っていたが納得の終わり方だろう。


男たちの大和


   男たちの大和

 監督:佐藤純彌
 出演:反町隆史、中村獅童、鈴木京香、渡哲也、仲代達矢

 自分の育て親の供養のために大和の沈んだ海に行きたがる女性、そんな彼女を自分も少年兵として大和に乗船していた老人が自分の小さな船で連れて行くことに・・・そこから老人が大和に配属されるところから沈むまでが回想されてくる・・・
大和をメインの舞台として男性が中心にストーリーが展開されるが女性や家族(母親)などの描写も入れられているのが良い。
軍隊組織の理不尽さと戦争の無情・無意味さが描かれている。


サンキュー・スモーキング


   サンキュー・スモーキング

 監督:ジェイソン・ライトマン
 出演:アーロン・エッカート、マリア・ベロ、キャメロン・ブライト、ケイト・ホームズ

 米国の煙草研究アカデミーの広報マン。禁煙が当たり前になってきた米国において煙草産業関係者は今や麻薬密売人のごとくに扱われ禁煙団体、マスコミからも厳しい目を向けられる。そんな業界を代表して日夜ロビー活動する主人公。持ち前の口八丁さとアドリブを駆使して世論を味方に付ける優秀な広報マン。女性記者に寝物語を記事にされ窮地に・・・
同じような境遇の銃とアルコール業界の広報マンと情報交換会(愚痴と自分たちの業界によって死に至った人の数の競い合い)の会話はブラックユーモア的で楽しい。
別居中の奥さんと息子もからめて人間的でありストーリーに厚みが出ている。
煙草業界側からのストーリーにも関わらず喫煙の場面がない、という解説を目にしたが確かに言われてみれば・・・「煙草」に対しての風刺を感じる。


ツォツィ

   ツォツィ

 監督:ギャヴィン・フッド
 出演:プレスリー・チュエニヤハエ、テリー・ベート

 2006年アカデミー外国語映画賞受賞作品。
ツォツィ=不良、という名前しか持たない主人公。仲間と悪事を重ねていたが一人で女性を襲ったときに奪った車の中には小さな赤ちゃんが・・・
小さな命を身近に置いておくことで捨てていた自分の過去が呼び覚まされていく主人公、いつの間にか赤ちゃんを手放せなくなっていく・・・
小さな命を通じて「生きる」ことの意味や命のことを考えるようになるところを浮浪者との会話で伝える。


ホリデイ


   ホリディ

 監督:ナンシー・メイヤーズ
 出演:キャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック

 お互いに恋の破局を迎えその傷を癒すためにX'mas休暇に知らない場所で過ごすことを思い立ちホーム・エクスチェンジを利用してロンドンの外れの古風な一軒家とLAで最新設備を持った豪邸での生活を入れ替わった女性二人・・・見知らぬ場所での出会いやハプニングも二人それぞれの生活があり、またその他の出演者の生活も巻き込んでストーリーに厚みが出ている。特にLAの豪邸の隣の老脚本家が良い味を出している。
ジャック・ブラックが結構好きで彼がジャケットに見えたのでリストアップしたがなかなかに楽しめた。
しかし、ホーム・エクスチェンジというシステムがあるのを知らなかったが結構人気とのことだが、知らない土地での短い期間の生活がスタートするというのはなかなかと面白そうだ。


デジャヴ


   デジャヴ

 監督:トニー・スコット
 出演:デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン、ヴァル・キルマー、ジム・カヴィーゼル、アダム・ゴールドバーグ

 テロにより運航中のフェリーが爆破され500名にのぼる被害者が出る。その爆発の少し前にその付近で女性の死体が発見された。その女性の死体とフェリーの爆破が関連あることを確信する主人公。FBIの特別捜査に引っ張リこまれるがそこで見たものは・・・4日と6h前が確認できる装置。しかし、その装置で生前の女性を監視するうちに違和感を感じる主人公。その装置の秘密を暴くとともに犯人も特定できたが彼女とフェリーの乗客は救えない・・・身体を張る主人公だが・・・
過去と現在をシンクロさせたストーリーの発想はユニークで、特に犯人を特定するため過去の犯人を追跡する場面は現在と過去の場面が同時に展開されスピード感溢れる中、違和感とスリルが同居する面白いものとなっている。ただ、過去にトリップした主人公が彼女の部屋でとる行動と新たに書き換えられた爆発の瞬間に明らかに爆発に巻き込まれた主人公がその後に過去の自分と入れ替わって現れるのはおかしいだろう。

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン


   東京タワー
   オカンとボクと、時々、オトン

 監督:松岡錠司
 出演:オダギリジョー、樹木希林、内田也哉子、松たか子、小林薫

 リリー・フランキー原作の映画化。先にドラマ版を見たがこちらの方が原作に忠実であり配役もこちらの方がぴったりする感がある、特に「ボク」のオダギリ・ジョーは本人にイメージ的にもつながるか(ただ、おかんは個人的にはドラマ版の田中裕子の方がイメージに合う感じも)。ところどころに豪華なゲスト出演があるのもおもしろい。
親子の愛情、優しさがよくあらわされている。特に最後のおかんの入院生活、抗ガン治療のシーンは迫真の演技とその後のお通夜から最後に連れて行かれなかった東京タワーに登るシーンは感動を誘う。
自分自身の母親、親孝行についても考えさせられる。


さくらん


   さくらん

 監督:蜷川実花
 出演:土屋アンナ、木村佳乃、菅野美穂、椎名桔平

 写真家蜷川実花初監督作品。江戸時代の吉原を舞台に監督のほか、原作の安野モヨコ、音楽は椎名林檎とガールズパワーが結集した作品となっている。
写真家としてお監督の感性か金魚や花が多く登場したり、ビビッドというかサイケデリックというか、な色彩を多用したり斬新な生け花が飾られていたり、時代物と思えない音楽であったりと独特の世界観を表現している。
そんな中にあって、子供の頃に遊郭に売られた子供がその中の世界に染まらず自らの価値観でたくましく生きながらも女性らしい本音がちらりと出たりという主人公が躍動していて楽しい作品となっている。またその主人公を土屋アンナが好演している。


バブルへGO!!


   バブルへGO!!
   タイムマシンはドラム式

 監督:馬場康夫

 出演:阿部寛、広末涼子、薬師丸ひろ子、劇団ひとり

 「私をスキーに~」のホイチョイ・プロダクションが製作、ということで話題になった作品。
洗濯機型のタイムマシンにのって17年前に遡りバブル崩壊の引き金となる大蔵省の政策変更を図る・・・ディスコにワンレン、ボディコン、どこでも誰でも湯水のようにお金を使いそれに違和感を感じなかったバブルの時代・・・そんなバブル時代を実体験している人には「そうそう」と懐かしく画面に見入ってしまうだろう。
バブルの時に一番輝いていたホイチョイだからこそのバブルの時代の描写へのこだわりが感じられる。
ただ、時代時代を鋭く切り取ってきた、というイメージがホイチョイにはあるだけに、また期待していただけに「面白い」だけで終わっているのには不完全燃焼感が・・・
タイムマシンは利用条件が厳しい、ということを詳しく前半で説明しだから主人公に行ってもらう、としながら帰りにはそんなことは全く無視して二人同時に移動するというのも非常にアバウトでらしいか・・・