【はじめてのセルフ : エピソード 2 】
〜 レギュラーガソリンの逆襲 〜
あれから約1ヶ月。
行きつけのガソリンスタンドも、改装オープンを終え、
セルフ式のガソリンスタンドとしてリニューアル。
前回の初セルフでの、
7円だの、24円だの、
悲惨な体験を通して、
もう、私はセルフでも大丈夫だ。
ふふん。
慣れた手つきで、静電気除去シートにタッチ!
いざ、
ガソリンを入れる。
ふふん。
ちゃんとメーターも動いてる。
余裕。余裕。
...
300円...
............400円..
そろそろかな?
.........................500円..
あれ?最近はガソリンが高いのかな?

..................................550円...
あれ??

あれ???


こんなに払ったことなぃなぁ〜?
600円になっちゃうよ?
そんなに入るのか、な?
バイクに目をやる。....
ヴ、ギャァアァーーーーーーーー





湖のようにガソリンが地面に溢れ返ってる

心臓が破裂するぅ!!!!!!!!
ガソリンスタンドが爆発するかも!!!
そのとき、
「ウワァ〜〜〜〜〜〜!!!!!」
と、叫び声とともに、
店員さんが、ダッシュで駆け付けた。
タオルでバイクやら地面やら拭きまくってる。
立ち尽くす私。
もし10歳だったら、
100%泣きじゃくってる。
「お召し物は、汚れてないですか!?」
店員さんが神対応的やさしい言葉。
あわ。
あわ。
『すみません、、。
自動的に止まるものとばっかり思い込んでて。。。』
「いつもはお車ですか?
車は止まるんですが、
バイクは止まらないんですよ。
出るガソリンが少ないので。
すみません。」
そうなんだ。
そんなんだ。
カシャンって止まると思ってた。
だってみんなそう言ってたもん。
こないだの、『僕車なんか乗らないんで! 』
っていう奴とは大違いで、
とっても丁寧な対応をしてくれる。
でもその丁寧さが、私のおバカさを更に引き立てるではないか。
笑
「もし、わからないことがあれば、
どうぞ、お気軽にスタッフにお声がけくださいね。」
はい。。。


大学時代の友達の言葉が頭を横切る。
「せいこは、誰もできない事はできるけど、
誰でもできる事はできないよね。笑」🍃
今度は、
1ヶ月後のセルフ3度目は、
うまく入れる事ができるんだろうか。
まんまるお月様。
今度は、うまく入れれるんでしょうか?🌕
そんな事を考えながら、
夜の道を原付で走って帰りました。🛵💨💨💨
セルフって、
怖い


エピソード1は、