ー常永久ーシンイ二次創作 -83ページ目

ー常永久ーシンイ二次創作

☆信義-シンイ-の二次創作ブログ☆
(小説・イラスト・日記等)
二次創作に嫌悪感のある方はオススメいたしません。



※こちらも短編という、他とはクロスしないお話です。


・・・もうさ、〖短編〗取りますよ笑

《下に追記有り》0725

契約恋人⑩





『チェヨン、もしかしてあの話会社で広がり始めたんじゃないの?』


「・・・え?」


出勤し何時もの如くウンスからのメールを待っていると、何故か電話が掛かって来て喜んだが彼女からの第一声に反応が出来ず固まってしまった。



『この間から微妙に男性客も増えて・・・手術では無く何かを買って行くだけだから、尋ねたりはしないけど―』

「そっちに―」

『来なくていい。とりあえず、聞いておきたかっただけだから』


電話の向こうからウンスが長いため息を吐いた音が聞こえ、ヨンは焦り始めていた。



――・・・まずい。


再びウンスが自分に関わるなと言って来るかもしれない。

謝罪はしたが完全に許されたとは思っていない、だから少しの問題でまた関係が遠ざかると恐れていた。

一昨日両親に会った後、2人で水族館に行く事が出来て少なからずウンスとの距離が縮んだ様に感じたのに・・・。


「・・・本社にまでは来ていないが、ソウル支社で何かがあるのかもしれない」

『おそらくそうでしょうね』


アン・ジェウクという男性がクリニックに来た時点で何時かは、とは考えていた。


電話の向こうからウンスが言い、

ヨンはどうしようかと悩んでいたが実はと話し出した。



「明日・・・両親が、メヒと会うらしい」

『あら・・・』


ウンスとしてはヨンの両親とメヒが会う事に口を出す権利は無い。しかし、あの男性もメヒも自分を敵だと捉えている行動が気になってしまう。


『・・・まぁ、彼女からすれば私はいきなり横から割り込んで来た人間だから、怒るのは仕方ないけど』

「・・・いや、はっきり言わなかった俺が悪いのでユウンスが気にする事はない」

『それはそうね』

「・・・ゴホ、それで・・・俺も行こうかと思っている」

『ふーん?』


「その場で婚約破棄してくる。

両親には既に話はしているのできっと味方になってくれるだろう」

『他に誰も味方はいないの?』

「いない訳ではないが、駄目ならただ暴れるだけなんで」

『何言ってんの?バカなの?』

「・・・」


ヨンはチラチラとスマホの画面を見てしまう。


本当は言いたい事がある。

だけど、絶対無理だともわかっている。

しかし、言葉に出さなかったが為に数年間彼女の許しを得られなかった。



――本当は。


「・・・本当は、・・・ユウンスにも頼みたかった。

だが、これは自分で解決しなくてはならないので」


『確かに、そうね。まあ、私は行かないけど、自分で引き伸ばした分は解決しないとね』

「ああ」


『それで駄目なら、暴れてもいいんじゃないかしら?』

「・・・ふっ」


先程自分が言った事を再びウンスが言った事で、重い身体が軽くなった気がした――。



少し会話をした後、ウンスとの電話を終わらせメッセージ欄に来ていた両親のメールを再読した。


結婚云々は良いとして自分はウンスしか考えていないとは言うつもりだ。

そこは変わらない事であり、何年経とうがおそらく揺るがない。


――・・・その間、ユウンスに変な男が寄らなければ大丈夫。


自分がクリニックに関わっているのはそういう意味でもあるのだが。



「アン・ジェウクめ。コソコソと何をしてやがるのか」


確かにソウル支社にはヨンを敵対視している者もいて、あの男だけでは無かった。

それを調べると半数はタン家が推薦し中途採用で入って来た者ばかりで、更にヨンが彼らの職歴を探るとライバル製薬会社や国内外の薬剤を違法でネット販売している会社と繋がりがある職員までいた。

そして、後々チェ製薬会社を乗っ取るつもりなのか、彼らが買ったチェ製薬会社の株をタン家が買い占めている。


それが徐々に本社にまで及んで来た時に叔母から連絡が入った。



『どうやらタン家が動き出した様だ。ヨン、お前は本社に来い』

『・・・わかりましたが、1つお願いがあります』

『何だ?』

『タン家とは親族になりたくないのですよね?

俺には見合いをしたい女性がいまして、彼女の家にお願いして頂きたいのです』



あの時にウンスとの見合いをお願いしたのだが、やはり2人にあった事を知られ叔母は激怒した。

それでも俺に物言うウンスの姿に興味も持ち、彼女を少なからず気に入っているとも感じた。

叔母は由緒あるチェ家を重んじてはいるが、異常な程に崇拝しているわけでは無い。それでも長くこの家を存続していく為の嫁は厳しく選びたいと言っていた。


お客の為にと仕事熱心な両親は、真面目だが他の事には疎く、殆ど会社の運営は叔母の管理下で回っている。

だが、それを見極める人は少なくタン家も頻繁に両親に接触はするが、叔母と話した事は数える程しか無かった。



――・・・どう来るかだな。










チェヨンの叔母はユ家にヨンが見合いを申し込むと言って来た時から何かあると考え、その後会社内で配送遍歴を調べウンスのクリニックに商品を納品している事を知りなるほどと妙に納得していた。



――・・・そういう事か。


確かあの女性はヨンがまだ幼い頃に遊んでもいたし、中学生の写真にも時々写っていた。田舎でも比較的可愛らしい顔だった印象だが大人になりこうも綺麗になるとは想像していなかった・・・。


以前、化粧品責任者のヨンにせめて有名病院に卸せと促した事があったが頑なに拒否をして来て、


「販売店やネットから買えているのだからそれで充分だろう。それにそんな事をしたらブランド力が無くなる」


――・・・それでは、意味がない。


・・・何の意味じゃ?


頑として動かないヨンに眉を顰めてしまったが、数年後にこうなる事をあの子は予想していたのだろうか?


いや、違う。


ユウンスが医者になるのを待ち、自分が会社内で仕事をして地位を確立させその時をひたすらに待っていたのだろう。


今は、チェ製薬会社の化粧品や美容関連の薬剤などはヨンの承諾を得らなければ芸能人に販売さえ出来ない様にもなっている。

自分の家族の為に仕事していた訳では無く、全てウンスへ捧げるつもりで発明、製造していたのかもしれない。


――・・・何という執着。


しかも、ヨンはウンスへ如何わしい行為をした過去があったという。


我が甥ながら、時々性格がわからない。


まだ好きとの発言ならば可愛らしい初恋だと微笑ましいが、既に先を見て動いていたヨンの行動力におかしいとさえ感じてしまう。



数週間経ってどうやら2人の間で話し合いでもしたのか、ヨンとウンスがこまめに連絡を取り合っているという。


秘書を持たないヨンの行動はわからない部分もあるが、会社で使われた車に関しては遍歴が残る為大凡な想像は出来た。



「商品発送が無いみたいです」

「ん?」

「どうやら、チェ氏が直接ユクリニックに持って行った様で・・・」

「なるほどね」



しかし、


数日経ち、ソウル支社でおかしな動きがあった。




『チェヨン氏は、昔手を出した女性が今も諦められない様で、ストーカーまがいの行為までしている』




嘘だと思うのなら、女性がいるクリニックは江南区にあるので確認して来れば良い。

チェ製薬会社の商品が置かれている筈だ。


それを聞いた職員達は近くにあるウンスのクリニックを見に行き、製薬会社の商品を見つけ本当だったと騒ぎ立てている。


――・・・何て事を、馬鹿者どもが!



ウンスのクリニックも調べていてその周辺を彷徨いていた男が、ソウル支社の“アン・ジェウク”だとも判明した。


「・・・どうしましょうか?」


叔母の秘書が心配そうに尋ねて来るが、大丈夫だと鼻を鳴らし、


「ソウル支社の部下にその男を見張らせる。

クリニックは・・・甥に言うか、全く!」



そう言い叔母は部屋から出て行った――。









休憩時間に入ろうとしたウンス達が何やら外が騒がしいとガラス窓から眺めると、男女が口論している様だった。


「え?何修羅場?」


男性が声を上げた所で、ウンスは外に飛び出すと何故か男性は慌て始めている。


しかし、女性は男性の腕を逃がさんとばかりに掴んでいた。


「いいから出しなさい!それは盗撮よ!」

「いや、景色を撮っていただけだ!」

「さっきからずっと後を追って来ていたのは知っているんだから!この変態!」


女性の後をつけ盗撮行為をしていたのかとウンスが警察を呼ぼうと、院内のスタッフに声を掛け様としたが、



「違う、俺はお前なんか撮っていない!このクリニックを・・・」


「え?」


その言葉にウンスが驚き唖然となってしまう。


最近異様に男性客が多いと感じ、まさかと思ってチェヨンに尋ねてみたが、

この男性客達は製薬会社の職員達でこのクリニックを特定し見に来ていたのだろうか?



「まさか、チェ製薬会社の・・・?」


ウンスが尋ねると男性は真っ青になり、女性の掴んでいる腕を振り払い脱兎の如く逃げて行った。


立ち竦んでしまうウンスの傍に来た女性は先程の怒りの形相など無かったかの様に大丈夫ですと声を掛けて来る。


「あの男の部署は把握しています。直ぐに人事部に報告しますので」



――・・・え?男女のトラブルで無かったの?


スタッフ達も静かに話す女性の変わり様に困惑し、ウンス達の様子を眺めているだけだった。


「実は数日前からこのクリニックを彷徨く奴らがいたんです」

「それは・・・知っています」

「なので、今日は彼らに脅しを掛ける様指示がありました、今まで来ていた職員達も調べていますので安心して下さい。

私もチェ製薬会社の職員です」


「あ、そうなんですか・・・」



――一瞬だけチェヨンの叔母の顔が浮かんだのは何故だろう?





「――少しお話がありまして、良いでしょうか?」





――自分よりも年下の女性の筈なのにこの醸し出す圧は何なのか?




背後にあの叔母さんの影もうっすら見え、

ウンスはその圧迫感に否とは返せなかった――。










⑪に続く

△△△△△


もう、10以内で終わらすのは諦めたヨ┐(´~`;)┌


少し省いた部分も足した為、まだ食事会になってない。💦

次回になります🍽



🐥🐥🐥

追記

🐥🐥🐥


アメ限の《霹靂》を更新しました。


契約~の途中に挟むのはなぁと思っているので、

少しの間は更新しても下に報告だけになります。


どんな話?

私のシリーズ話が色々混ざった転生話ダヨ|( ̄3 ̄)|

気になる方は、

アメ限申請をして下さいませ。

(ただし、今まで表に出ていない話、

イラストも見るご覚悟を👀✨)


🐥🐥🐥🐥






🐥ポチリとお願いします🐤

にほんブログ村 小説ブログ 韓ドラ二次小説へ

にほんブログ村




🦌🦅🦮🐧🦊🐈🐥