
契約恋人⑫
「そんな・・・族譜にはまだ第一夫人の名があった筈だ」
ヨンの父親が確認したと返すとヨンは再び確かにと頷いた。
「実際どちらが本物なのか?と俺も困惑しました。ですので、タン家の親族であるタン・トンウン氏に聞きに行ったんです。そうしたら――」
ヨンが話す内容は、2つの巻物を持ち釜山市に住んでいるタン・トンウン氏の元に向かうといきなり謝罪を受け彼が話し出したという。
そのご先祖様が亡くなった数年後に祠堂が建てられたのだが、その時期にタン家の血族がチェ家の子孫の屋敷を訪ね第一夫人の除籍を願い出てそれをチェ家の子孫は承諾したとの事だった。
「トンウン氏は海外に出ていたタン氏の代わりにタン家の家宝や屋敷を管理していたそうです。そこで彼が見つけたのは、チェ家のご先祖様から除籍した女性の事が書かれた書物だった。」
そして再び鞄から紙を取り出しコピー用紙数枚をテーブルに出してきたが、やはり全て漢字の為直ぐには解読出来る物ではなかった。
「・・・内容は、その女性をチェ家ご先祖様の籍に入れたままだとタン家までもが李氏に目を付けられてしまう恐れがある。なので、直ちに除籍し骨をタン家へと移した。・・・との事でした」
「何だって?!」
ヨンの父親は険しい表情で紙を見ていたが、その目をタン家へとゆっくりと向けた。タン家側が少なからず狼狽しているのはこの内容を知っていたのだろう。
「・・・確かに、ご先祖様が処刑されその後チェ一族は剣を持つ事を禁止されました。ただ、その血族に医学に詳しい者がいたのでしょう。漢方医学が発展していた大邱(テグ)市に移り養生所や薬屋を作り継続していった。それまでにご先祖様の功績を周囲が認め称えられる様になって、タン家はしまったと感じたのではないか・・・」
トンウン氏は自分の族譜を調べ違和感を感じヨンの様に探し周り、その際にチェ家の族譜らしき物が博物館にある事も知ったという。
「チェ家の墓にある筈の女性の遺骨がタン家に戻って来ている事で、壺に入っていた族譜のが正しいのだとわかった、と言っていました」
見つかった族譜にはタン家から嫁いで来た女性の文字にバツが書かれてあり、それ以上は何も無い。
亡くなったのか、別れたのかも不明だった為ヨンは調べるのにかなりな期間を費やしてしまった。
だが、バツが書かれていない族譜と書かれた物の信憑性は、チェ家から持って行った女性の骨が向こうにある事が物語っている。
「・・・おかしな話です。トンウン氏が知っているのに貴方が知らないとは」
「私は、実家にあった物を信じたまでだ」
「そうですよね。では、本物の族譜はこちらになりますのでこれで話を進めて行きましょうか?」
「待て、何故タン家が持って行ったなどと言える?そもそもそのご先祖様がタン家の娘を亡くなっても大切にしていたのなら、第二夫人と墓に入るのは不自然じゃないか?果たして大切に思っていたのだろうか?」
「・・・・・」
ヨンは小さくため息を吐いた。
そんな事は遙か昔の当人達に聞いてくれ。と毒吐きそうになり、ヨンはタン家側の言葉に一瞬口を止めてしまう。
今と違い正室、側室がいる時代の武士の気持ち等知らないし、そこでどういう展開になるのかもよくわからない。
話さなくなったヨンにタン家が再び問い詰めていく。
「――チェ家側が出した可能性だってあるんじゃないのか?」
「それはチェ家に対する侮辱と捉えるが、宜しいのですか?」
また違う方から聞こえた威圧的な声に皆がそちらに視線を向けると、ヨンの叔母が立っていた。
女性らしく華奢な筈なのに、ヨンよりも圧を感じるのは何故なのか?
タン家は再び無言になってしまう。
「え?もう1人って・・・」
「私です。兄さん達では心配だと思いまして、ヨンに伝えていたんです」
しかし、予約されたテーブルには椅子が足りずヨンが立ち上がり叔母を座らせると、
彼女は再びキツイ眼差しで正面を見据え始めた。
「・・・私も昔の話に興味はありません。ただチェ家のご先祖様には何の落ち度も無かった事だけは伝えておかなくてはなりません」
叔母は巻き物を手に取ると丁寧に巻き直し、静かに置いた。
「いいですか?まずタン家の娘は確かに婚姻前に亡くなっておりますが、書かれてあったのは“自決”です」
「病気ではなかった?」
「違います」
ここで直ぐに考えられる事は、
自ら死を選ぶ、
すなわち拒否をしたのは女性側だったとなる。
そんな女性と婚姻したのだから、ご先祖様が疎ましく思っていたとは言えず、寧ろそれでもと考えていた様にも見えてしまう。
「・・・これはコチラでは無く、タン家の書物に書かれてあったのだから知らない筈はないと思うのですが?
・・・娘には好きな男がいたと書かれていたそうで」
「え?」
ヨンの両親は更に困惑していく。
ヨンとしては既に調べていた事だが、
それは女性に配慮し話すのを躊躇していた部分だった。
「娘もそうする事でしか拒否は出来なかったのでしょう、可哀想な事です。しかし、チェ家のご先祖様は何も非はありません」
キッパリと言い放つ叔母に他の面々も口を挟む事は無かった。
タン家側は言い返す言葉も無く、口元を歪ませ動揺を隠してもいない。ヨンの両親も叔母の話に納得したのか、それならと申し訳なさそうにタン家を見つめている。
元々が何の繋がりも既に無かった家と数年間懇意にし、子供達の婚約まで決めてしまっていたのだ。
『掟』だからと守って来たヨンの父親は今更どうするか?と悩み始めてもいた。
メヒはヨンの為に数年間ひたすらに待っていたのだろうし、タン家にもチェ製薬会社の関係者にもしてしまっている。
しかし、ヨンの中では想う女性がいてその彼女もヨンと離れたくないという。
「・・・しかし、それでは会社はまだしもメヒさんの気持ちが・・・」
「彼女には結婚は出来ないとお断りしております」
ヨンが返し、その言葉にメヒは内心舌打ちをしながらもですが、と口を開いた。
「・・・確かに、この間お話はしました。でも途中から別な女性が入って来て混乱の内にお話は終わってしまいましたので・・・」
今度はメヒの言葉にヨンが眉を顰めメヒを見た。
「確かにそうですが、ここに彼女は関係ありません」
「関係無い?・・・はたしてそうでしょうか?私には1番重要な人に感じましたが」
「・・・」
黙るヨンに少し口角を上げ、メヒはチェ家側に顔を向けた。
「その時、私は聞いたのです。
ヨンがその女性を好き過ぎて襲ってしまったと。
その女性は壁を殴り怒鳴りつけ、ヨンに顔も見せるなと怒っていたのです」
「・・・え?」
「そ、そんなヨンが?!」
ウンスを襲っていたなんてと驚愕した顔を自分の息子に向け、叔母は苦々しい眼差しをメヒに向けている。
しかし、ヨンは何の表情も変えずジッとメヒを見つめていた。
「それは彼も訴えて良いと言っていましたわ」
「ええ?!それは・・・」
「ヨン。ウンスちゃんに何て事を・・・」
「私は思うのです。彼女と結婚したいと思うのは愛情だけでは無いのでは?と―」
「違います、俺はウンスを愛しています。確かに自分がした行為は間違いであり彼女がまだ怒りが残っている事も知っている。それでも、彼女以外好きになる事はありません」
しかし。
ヨンが話終わると何故かメヒはゆっくりと笑みを深くしていった。
ヨンがその表情に気付きメヒがチラリと視線を動かした一瞬、ヨンもそれを追い後ろを振り返るとテーブルから男性が立ち上がりそそくさとレストランから出て行く。
あの後ろ姿は――――アン・ジェウク?
ハッと顔を戻しメヒを睨む。
「何を企んだ?」
「貴方は裁判を起こしても良いと言っていませんでした?世間に知られれば彼女もしやすいかと」
「メヒ・・・!」
ウンスは大事な自分の城を壊す事だけは嫌だとヨンに罵声を浴びせただけで少しだが許してくれた。今騒動が起こるとウンスの周囲から注目されて経営どころでは無くなるだろう。
「あら?貴方は、彼女の全てを面倒見るとも言っていたでしょう?」
――・・・ヨンの考えた通りに事を進ませようとしただけですよ?
「彼女だって、本当にヨンを許している訳ではないでしょう?
ヨンは許されたら結婚するつもりでしょうが、彼女は?加害者と結婚なんてするかしら?」
「・・・知っているさ」
泣いたウンスの本音はあれ位では無かった筈だ。
自分は訴えてくれと言う事でヘリ下り、どうにかしてウンスの怒りを弱め様とした。ウンスはそれをわかっていながらも、言葉だけで済ませてくれたのだ。
時代が時代ならきっと刺されていただろう。
「懺悔の気持ちを彼女が好きだと履き違えていないか私は心配なのです」
メヒは今迄のはヨンの為にしたのだと両親に悲しそうな眼差しを送りながら話出し、自分の子供が女性を襲った事実に呆然と放心していた2人は、あのウンスとヨンの姿は何だったのか?と疑問の眼差しをヨンにむけ出した。
――・・・自分の証言を確認する為にあの男を呼んでいたのか。
レストラン内に他に誰かがいるとは予想していなかったヨンは、自分よりもウンスが心配になり始めていた。
――今向かえば今日中にはソウル市に着くだろうし、ウンスの周辺に警備を配置すれば・・・。
だが――。
ダンッ!
「ヨンとウンスさんの話は2人で解決して貰う事であり、余所者の貴女が心配する必要はありません!」
叔母がテーブルを叩くのと彼女が放った大きな声に離れているお客までもが驚き、ヨン達のテーブルへと視線が集まった。
静まり返った中、叔母の言葉に逸早く反応したのはメヒの父親で、
「娘に余所者などと、失礼じゃないか!何故この女性が来たのですか?」
「いや・・・」
そう尋ねられヨンの両親も叔母がいきなりテーブルに近付いた理由がわからない。
だが、叔母が来たという事は・・・。
「チェ製薬会社に何かあったのではないか?」
「はあ?何を言っているんですか?会社はチェ氏が社長ではないですか。何を・・・」
「・・・そこが、浅はかな考えです。社長は兄ですが会社の“筆頭株主”は私ですが?」
「なっ・・・」
“株”の話にタン家は再びビクリと肩を上げてしまい、動揺を見せてしまう。
叔母はそれを一瞥するとスマホを取り出し画面を確認した後タン氏を見た。
「あぁ、先程レストランから出て行ったのは、我が社の社員アン・ジェウクでしたか。今、下のエントランスで彼を捕まえたと秘書から連絡がありました」
彼が暴れた為ホテルの警備員も含め抑えたらしいのだが、その際ボイスレコーダーがポケットから落ち音声を確認するとレストラン内での会話が入っていた。だが彼はまだ抵抗をし、「自分はタンメヒに脅され仕方なくしただけだ」と言い張っているという。
「その音声をゴシップ記者にでも売るつもりだったのかは、わかりませんが。
・・・どうします?戦いますか?」
――この私が仕切るチェ家と。
「・・・私はそんな事は知らないぞ。メヒ、何をしていたんだ!」
「違うわ!私はいきなり入ってきたあの女性に不安になってしまい・・・っ」
弱々しく顔を伏せ泣き出したメヒに、父親はそうだとチェ家側に詰め寄っていく。
「そもそも、数年前から婚約の約束をしていた筈なのにこの仕打ちは娘に酷いと思わないのか?」
「・・・それは」
「しかも、ヨン君は他の女性に手を出していたなどと・・・人として―」
「そこは全て俺が悪いと思っています」
「だったら、娘の事を考え責任を――」
「出来ません」
「何?」
「はっきり言って良いですか?結婚しても彼女に何の反応もしなければ、それはそれで辛い夫婦生活になるでしょう。
俺は、一般人よりもその考えが薄いらしくあまり興味が無いんです。
・・・今迄、心に余裕が無かったからかもしれません、それが未来に治るかも不明です。
なので一緒になってもその生活は無いと思います」
「・・・それはいわゆる・・・」
まさかのヨンの告白に、ヨンの両親も叔母もタン家側も口を開いたまま固まっていた。
顔もスタイルも頭も良いチェヨンがまさかの体質だったとは、神は特に彼に全てを与えた訳では無かった。
ウンス以外と考えていたのもあるが、では違う方法で発散させる事も無く、それに興味も無かったのだ。
彼は今30歳で人生の半分は生きている。
なのに――。
「・・・おいおい、ではウンスさんの事はどう説明するんだ?」
思わず叔母が尋ねると、ヨンはそうだと手を小さく叩いた。
「あれがきっかけだったとも言えますが・・・」
そうだ。
確かに彼女の白い背中を見て身体が熱くなった事を思い出した。白い肩を噛んだ時にずくんと下半身が重くなったのだから、あれが興奮だったのだ。小さい頃に男性としての身体になる事には素直に受け入れていたが、それが欲求や関連する物を楽しむまでは興味が向かずスポーツや仕事を続けていた。
もしかしたら、頭の中には既にウンスがいた為そちらに興味が無かったのかもしれない。いきなり出来た婚約者という状況に身体が拒否反応を起こした可能性もあるのだろうが、おそらく自分は淡白な人間なのだ。
「・・・それでも、ギリギリで止めるつもりでしたから――」
バシッ!
「痛っ!」
「アンタ、さっきから何を言ってんの?場所と話の内容を1度頭の中で考えなさい!」
「・・・え?・・・ユウンス?」
突然頭を叩かれたヨンは後頭部を抑え振り向くと、そこには来ないと言っていたウンスが憤怒の表情で見下ろしていた。
――・・・何故彼女がここに?
「何?ギリギリって?そこ迄余裕があったのねぇ。また思い出して腹立ってきたわ」
「あ・・・すみません」
「私だって来るのは嫌だったけど、叔母様の秘書に連れてこられたの!来た早々エントランスでまたあの男に出会っちゃうし、何が起きてんの?!」
メヒは現れたウンスを睨んでいたが、先程のヨンの話にショックを受けたのか気がそぞろになり始めていた。
家柄や裕福なのは保証されているが、未来にチェ家が存続出来る安心感が皆無に等しく、私はそんな場所に嫁ぎ、しかも彼は男として。
・・・それは、どうなの?
今迄他の男性と付き合いが無い訳では無く、結婚を申し込まれた事だってあった。
――・・・好き云々でなく、まずヨンと一緒になってもチェ家の子孫を残す確信が無い。
そう考えた時、
既にメヒの中でチェ家が魅力的なものでは無くなっていた――。
「穏やかに話が出来る状態では無いな!」
そう言いタン氏が立ち上がるとメヒも同じく椅子から立ち上がり2人は去ろうとした。
「お待ち下さい」
「な、何だ?」
だが、叔母が呼び止めタン家が彼女に険しい表情を向ける。
「最近ソウル支社で先程のアン・ジェウクの様に怪しい行動をしている職員がかなりいる様で、只今職員の聞き取り調査を行っています。
もし何かご存知でしたら何時でも構いませんので、人事部にご連絡下さい。・・・よろしくお願い致します」
ソウル支社だけを敢えて名指しにした事をタン氏は直ぐに気付いたのか、慌てた様に帰って行った。
隣りのメヒは最後まで慎ましい姿を見せていたが、泣いたのは一瞬だっただけで憎悪に満ちた眼差しをチェ家に向け、
「チェ製薬会社の益々のご活躍を願っておりますわ」
そう言うと、1度も振り返る事無くレストランを後にして行った。
「ご活躍だと・・・ヨン、嫌味を言われたな」
「ん?」
「お前しか跡取りがいないのにチェ家の先を言われたのさ。なぁ、どうするかの?」
「・・・」
叔母の言葉に返さず、ヨンは隣りに座るウンスへと顔を向けた。
「・・・帰っちゃった。大丈夫だったの?」
「ああ、全て話したので」
叔母の秘書が再び近付き叔母に何かを話している様子を見ながらウンスはあの女性は一体何者なの?と尋ねて来た。
「彼女達は叔母の秘書だが、護衛でもありSPなみの特訓を受けている」
「下のエントランスであの男を捕まえる時の絞め技が凄すぎて・・・はぁ、そういう事だったのね」
ウンスと同じ位の高身長の彼女でも男性には叶わないだろうと思っていたが、一瞬でアン氏の身体を床に抑え付け後ろから腕を首に掛けた姿はまるで武道家の様だった。そしてウンスが唖然と呆けている内にアン氏は警備員と一緒に何時の間にか消えていたという。
何事も無かった様に秘書がウンスに近付き静かに『レストランで皆様がお待ちです』と言って来た時には反抗する事も事情を聞く思考も出なかった。
そして、レストランに着くと特に自分を待っている訳では無く、殺伐とした空気の中チェヨンがとんでも発言を吐いていたのだ。
――・・・私、この席にいる必要あるかしら?
その気持ちが顔に出ていたのか、叔母は大丈夫です。と声を掛けて来た。
「私が必要だと思い、無理にお呼び致しました。申し訳ございません」
「あ、いえ・・・」
「ただウンスさんが来る前に話はある程度終わってしまいましたので、その所は大変申し訳なく・・・」
叔母さんが話す間も突然ウンスを連れて来られヨンの両親は呆けていたが、我に返ると立ち上がりウンスに謝り始めたが、ウンスは待って下さいと手で制し両親の謝罪を止めた。
「お父様方が謝る事は無いです。悪いのは全て彼で彼が私に謝罪していくと言っていますから、・・・ねっ?」
「・・・イッ。はい、全て俺の責任です」
テーブルの下でウンスが隣りのヨンの爪先を踏み、急いでヨンも頭を下げた。
ヨンは今迄のウンスを小さい頃から好きだった事、助けを求める形でウンスに酷い事をしてしまった事、彼女から罵倒を浴びせられ、それでも話してくれている事に感謝と申し訳ない気持ちがある事を話した。
「でも、俺は代わりに誰か・・・と考えられない人間です。しかも子孫も残せるかも怪しい。父さん達には謝る事だらけになってしまい本当に申し訳ありません」
ウンスもまたヨンの両親に対し嘘を吐いた事、自分はヨンの恋人では無くヨンの謝罪を受けチェ製薬会社の商品を納品している事を話した。
「・・・彼の話を聞いてとりあえずは協力しましたけど、恋人などではありません。すみませんでした」
「いや、ウンスさんが謝らないで下さい」
ウンスが女性として辛い経験を受けた筈なのに、ヨンと普通に話す事が不思議だと思っていた両親だったが、ヨンが何か彼女と取決めでもしたのかもしれないと2人の様子を見て感じていた。
・・・それよりも、ヨンの体質の方がチェ家には今後問題になるのではないだろうか?
「明日上層部だけで会議を行います。ソウル支社の件もその時にご報告しますので、良いですね?兄さん?」
「・・・わかった」
おそらくソウル支社の殆どの社員は解雇か左遷になるだろう。タン家と繋がりがある者や不正を行っていた者の名前は全て報告されている。
「最悪の場合ソウル支社が回らなくなる可能性もありますが、良いですね?」
「ああ、構わない」
両親は叔母に返事をし、席を立つとヨンとウンスに顔を向けてにこりと微笑んだ。
「ヨンとウンスちゃんが小さい頃から知り合いだったのは知っているからね、ウンスちゃんも何時か時間がある時は家に寄ってくれないか?」
「あ、はぁ―そうですねぇ・」
「わかりました」
「チェヨンが返事しないでよ!」
騒ぐ2人を見て両親もまたレストランを出て行った。
⑬に続く
△△△△△△
ここでまた一旦切りました。💦長いね。
婚約者問題はとりあえず解決かな?
あとは会社内のいざこざとヨン達のみよ。
まだタン家も残っていますが………。
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