一気に疲れ果てながらウンスは自分の家に帰って来た。
結局はあの男の頼みを飲んだ自分が馬鹿だと罵りながらとぼとぼと玄関に入ると、そんなタイミングで鞄の携帯電話が鳴り急いで目を通す。やはり朝連絡した相手からのメールでウンスは眉を下げながら画面をタップした。
久しぶりの休日にウンスの方から誘ったというのに、都合が悪くなったと連絡しなくてはならなかった情けなさに再び謝罪したが、
『気にしないで、
また違う日に行きましょう。
また違う日に行きましょう。
楽しみにしています。』
――グハッ!
ウンスは携帯電話を持ったままソファーに倒れていく。
「何て、いい人なの!私には勿体ないほどに!」
総合病院を辞めクリニックを経営してからは頻繁に会う事も無くなってしまったが、今も変わらず親切にしてくれる人がいる私は幸せ者だ。
元同僚達も立ち上げた際は喜んでくれ、祝福をしてくれた。
私には他に大切な人達が沢山いるのだから、たった1人にしがみついている必要は無い。
そう考え新しく進んでいる最中なのに・・・。
「だから、いい加減私の邪魔だけはしないで欲しいわね、本当に」
そう愚痴りウンスは返信の為の文を打ち始めた――。
“後”に続く
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6月来日ー!
待ってるよー❣️