勢いで書いておりますので違和感を感じてもスルーして頂けると嬉しいです(汗)
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シンイ短編
イトシイイトシイイウココロ⑤
久しぶりに王宮の外に出る許可を得られたウンスは武女子とテマンを連れ立って市井で買い物をしていた。
しかし朝の出来事で楽しい気分は半減している。
なんで全部あの人の許可を取らないといけないのかしら?
確かにチェヨンに護られているし、元の世界に帰して貰う約束もある。
それに倒す敵も同じでお互いパートナーとしての契約もした。
お互い秘密は無しとも言ったわ。
何処に行く時は何処に何しに行くのか伝えるとも言った。
でも買い物まで?まさか買った物を逐一報告しなくてはいけない?
後ろからついて来るテマンをチラリと見た。
目が合ったテマンは少し狼狽えたが此方を見返している。
テマン君は悪くないわ。
問題は・・・
はぁーとため息を吐いてから店先に並べられた品を見た。
「駄目です」
「どうして?」
「貴女は・・・いい加減御自分の立場をわかって下さらぬか」
ため息混じりの発言にカチンときたウンスはバンッと机を叩く。
「買い物位でそんな事言われなきゃいけないの?!」
「貴女は医仙で王の客人でもあるそれに徳成府院君キチョルに狙われている身ではありませぬか」
「そうね!貴方が連れて・・・っ」
一瞬だけ眉間に皺を寄せたがすぐ無表情になりヨンは無言で此方を見ている。
しまったとウンスは自分を落ち着かせ様と深く息を吐いた。
・・・本当に私の性格は嫌だわ。
「・・・言いすぎたわ。でも私だって生活していく上で必要な物もあるのよ、それを貴方に全部報告しないといけない訳?」
ヨンは目を逸らし暫く無言だったが徐に口を開く。
「・・・・わかりました、では武女子を必ず傍に。あとテマンを付けます。」
・・・で、結局筒抜けになるのよね。
「・・・ねぇテマン君?あの人何事も監視下に置きたい人?あういう人って結婚した後奥さんを束縛しようとするタイプなのかもしれないわね」
天界語に首を傾げながらも隊長が嫁を貰う事自体想像もつかず頭を掻きながら空を見上げて悩んでいる。
「テ、隊長はあまり話さないけど、い、意地は悪くないです!優しいです!」
「ふーん、そう?」
「は、はい!」
・・・お小言ばかりであまり優しくされた事ないんだけど・・・
気に入った人には優しいのかしら?
「・・・・ふーん」
この前の典医寺での出来事からヨンはあまり典医寺に来なくなっていた。
ウンスは突然部屋に入って来てあの場面では何をしているんだと驚愕してしまうかと流石に自分でも恥ずかしくなったのだ。
あの後ヨンが追求して来てだったらとヨンにもと近づいたら避けられてしまい、一瞬だけチクリと胸に何かが刺さった気がしたが誤魔化す様に彼に笑顔を向けた。
・・・何であの人にもしたいなんて思ったのかしら?
私呆れられてるのかな?
いつも自分に大人しくしてくれと言うチェヨンはこんなうるさい女は苦手なのだろう。
「・・・だってこれが私で変わるなんて無理なんだもの・・・」
江南でだって他人に負けたくないと肩肘張って生きてきた。
そりゃ煩い女より可愛い性格のが男性は好みよね。
過去の恋愛経験に苦笑いしか出ない。
この世界に来ても結局は誰も頼りたくない、関わりたくないと線を引いてしまう。
でもチャン先生はそんな私にも優しい。
あまりの世界観の違いや孤独感で押し潰されそうになる度、散々彼の前で怒ったり泣いてしまっているんだもの。
それでも何も言わず傍にいてくれるチャン先生につい甘えてしまう自分はこんなにも弱かったのね。
「そうだ!チャン先生にこの間のお礼で何か買っていこうかな」
・・・あとあの人のも
徐々に沈みがちになりそうな考えを振り払う様に買い物に集中するウンスを複雑な気持ちでテマンは見つめていた。
⑥に続く
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読んで下さった方ありがとうございます。
今回はウンス側から。
短編言っておきながら長い(汗)
無意識に片想いて大好きです!
