仕事の日は、ほぼこのsalomonのバックパックです。
私にはものすごく使いやすい。
理由は単純で、軽くてポケットがたくさんあるから。
私はADHD傾向があって、物の管理があまり得意ではありません。
「ここに入れたはずなのに、どこだっけ」
「さっきまで持ってたのに」
「バッグの中にはある。でも見つからない」
ということが、わりと普通に起きます。
大きなトートバッグも大好きですが、底の方がほぼブラックホールです(バッグインバッグは必須アイテム)。
財布を探して、
鍵を探して、
イヤホンを探して、
その間に別のものを取り出して、
さらに散らかる。
たぶん、バッグの中でも生活がそのまま出ます。
このバックパックにしてから楽なのは、
物ごとに居場所を決められること。
財布はここ。
鍵はここ。
イヤホンはここ。
充電関係はここ。
仕事で使うものはここ。
という感じで、ざっくり区切っています。
これが私にはすごく大事でした。
「ちゃんと整理する」というより、
考えなくても戻せる場所を作っておく。
毎回判断しなくていい。
探さなくていい。
それだけで、かなり疲れにくくなります。
ASD的な部分も関係しているのかはわかりませんが、
私は「場所が決まっている」という状態がかなり好きです。
何がどこにあるかわかる。
順番がある。
構造が見える。
そうすると安心する。
逆に、一つの大きな袋の中に全部入っている状態は、自由そうに見えて私には結構しんどい。
自由より、少し仕切られている方が楽なこともあります(やっぱり多機能なバッグインバッグは最強説)。
昔は、
「もっとちゃんと整理できる人にならなきゃ」
と思っていた気がします。
でも今は、
できないことを頑張るより、できる仕組みにしてしまえばいい
と思うようになりました。
これは、家の中も一緒。私に加え、二人の子供たちもADHD傾向が強めなので、我が家ではこの仕組みです。
忘れやすいなら、見える場所に置く。
なくしやすいなら、定位置を作る。
バッグの中が混乱するなら、ポケットの多いバッグにする。
たったそれだけ。
性格を直す必要なんてなくて、道具を変えれば済むこともたくさんあります。
生活って、こういう小さい工夫の積み重ねなのかもしれません。
完璧に片付いた家じゃなくてもいい。
忘れ物を一度もしない人にならなくてもいい。
自分が少し楽になる仕組みをひとつずつ作っていく。
私にとってこのバックパックは、そのひとつです。
仕事の日は今日もこれ。
黒くて、ポケットだらけ。
たぶんこれからもしばらく、私の仕事道具を全部背負ってもらいます。


