不安になると、
私はだいたい「増やす方向」に気持ちが動く。
貯金をもう少し。
情報をもう少し。
備えをもう少し。
増やしていれば安心できる気がして、
立ち止まることが少し怖くなる。
でも、
よく思い返してみると、
不安なときに増やしたものが
本当に安心につながったことは、
それほど多くない。
むしろ管理するものが増えて、
考えることが増えて、
気持ちが散らかってしまったことのほうが多い。
低収入で暮らしていると、
「足りない前提」で考えてしまいがちだ。
だから不安になると、
何かを足さなければ、
備えなければ、
置いていかれてしまうような気がする。
でも最近、
少しずつ分かってきたことがある。
私が不安なときに
本当に欲しがっているのは、
お金や物そのものじゃなくて、
・見通し
・余白
・今日は無理しなくていい、という感覚
そういうものだった。
不安な日に、
何かを増やすよりも、
予定を減らしたほうが落ち着いたり、
情報から距離を置いたほうが
呼吸が戻ってきたりする。
低コストで暮らすというのは、
不安に対して
「足す」以外の選択肢を
持つことなのかもしれない。
今日は、不安になったときに
自分が何を増やそうとしているのか、
少しだけ眺めてみよう。
すぐにやめなくてもいい。
気づくだけで、
増やさなくていい不安も、
きっとある。


