続きを 再開します。   R1-Z エンジン 分解 | 街の小さな修理屋さんの日記

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日々の色々な事かな




流石に もう 晩秋では なくて 初冬の 寒さの 京都でした。

昔は 寒いのは 平気で 問題無かったのですが 何時の日からか 寒いのが

苦手に なってしまいました・・・






さて~


いつぞやに 腰上 分解して 放置してた 例の エンジン 寒くなって来たので?

続きを 始めようかと 思いまして


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このエンジン がっつりと ピストンと シリンダーに 筋が 入ってるのですよね

そんな 状態でも エンジン 掛かるのですから 恐るべし 2スト

ピストン 外すのに ピンが 焼き付いてたら イヤだな~ と 思いながら 作業

あっけなく ポロリと 取れましたよ




ピストンの 内側です。



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真っ黒に 焼けてますね~

まぁ こんなモンかな?  ピストン 溶けて無いだけ マシか?




ジェネレーターカバー はぐって マグネットを 心臓に悪い音を 出しながら 取って

そうそう この時に テーパー部に ウッドラうスキーが 有りますので なくさない様に




コイルのネジを 外して こんな感じで



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だいたい こんな所に オイル汚れが 有る事自体が おかしいのですよ

完全に 一次圧縮が 抜けてる証拠ですね。



これが 焼き付き(抱き着き)の 原因でしょう

反対側は ミッションオイルが 来てますので 確認のしょうか 有りませんが 同じでしょう。




クラッチ側も 開けましょうかね。



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オイルポンプと ウォーターポンプは このままで 外します。

いらんモンが 出て来ても イヤなんで


で カバー オープン



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意外ですが 綺麗ですね。

クラッチハウジングなんか 沁みも 有りませんし 交換歴 有りかも

クラッチを 分解する時に 板も 見ましたが 問題無い レベルです



ハウジングごと 一度は 交換してそう



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キックシャフト やら アームやら を ポイポイと 外しまして

テキトーに 外してませんよ ちゃんと 見てますから




いよいよ 上下 分割の時が 来ました



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分割する時は 止めネジの 外す 順番が マニュアルに 指定されてますので

順番通りに 外していきまして




はらわたの 登場



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まぁ 大げさな モンでも 有りませんが 久し振りに ミッション見ましたね。

中も 思っていたよりも 綺麗な感じですし クランク外した後に ミッション クルクルと

回しましたが チェンジも スムーズに 動きますし ベアリングも イイ感じでした。

ベアリングを 全部交換するかは オーナーさん 次第なので





クランクの 測定出来る所だけでも 見てみましょうかね。

フムフム マニュアルの 数値はと



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細かい字なので 見にくいですね~

この幅は OK



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クランクの 幅の 測定は 三か所でしたが 残念な事に 全て OK でした


次は ここの 隙間



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ここも 何回も 測定しましたが 指定交差の ド真ん中なので OK

なので シリンダーの ボーリングと 各部の シール交換で 何とかなりそうですね~





もう少し 確認しますが

後は 外した 部品の 洗浄です。

オーナーさん 急いでませんので ボチボチ 進みます。








でわでわ また