空間とホワイト | NENGO リノベーション

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ストーンペイントファイン(ポーターズペイント)和の色「桜鼠」を使った賃貸マンションのお部屋です。
実はこの色、日本塗料工業会発行の塗料用標準色で一番近い色は「D19-70」です。

インテリアカラーを検討する際、「広く見えるからホワイトにしましょう。」「清潔感があるからホワイトにしましょう。」という理由で、真っ白にお部屋をしてしまう場合は多くあります。

非常に安易な考えです。

「ホワイトは光を反射させることで、空間に広がりをもたらします。」というのは、ちょっと腑に落ちません。反射するということは、空間が狭く感じてしまわないか、また反射する空間には落ち着き(寛ぎ)が生まれないのではないかとも思っています。(究極の反射は鏡です)
昔は照明が少なかったこともあり、漆喰(白)や舞妓さんの化粧は真っ白で理にかなっています。
(少しの明かりでも分かるように)
但し、今は十分すぎる照明計画がなされています。

私は色の提案をする時、真白は提案しません。それが、そこに暮らす人の為だと思っています。
必ず、ベージュ・グレーの濃い色を使っていただきます。
提案時は驚いて反対されますが、ペイントした後は100%感謝されます。当然ですよね、色のプロですから。

特にポーターズペイントの場合は、黒以外の様々な顔料を使っているため、沈んだ色にはなりません。
また、どんな色にも酸化ニ鉄系の顔料を入れることで、目に優しいアースカラーを表現してます。
※このあたりのマニアックな話なので、また後日記載します。

日本の空間づくり、そろそろ真白提案(特にビニールクロス)は卒業した方がよいでしょう。世のため、人のためです。

下記は4帖半の和室です。参考まで。
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