香港で日本語を教えているシンプルです。
教えていると、
自分の教え方がこれでいいのかどうか悩むこと、
ありませんか?
経験の浅い教師にとって、
自分の教え方に自信が持てなかったり、
経験のある教師にとっても、
自分の教え方に懐疑的になったり、
悩みは尽きないものです。
今回は、現役教師の方々だけでなく、
教師を目指したい方にもお届けしたいです。
L.T.T.T.という言葉、聞いたことありますか?
これは、Limit Teacher Talking Timeの略で、
直訳すると、「教師が話す時間を制限する」という意味です。
私は、この意味を
「教師は何かを教えるとき、生徒の気持ちになって
できるだけ簡単でわかりやすく説明し、長々と説明しない。
そして考えたり話したりする時間を生徒により与えること」
と捉えています。
生徒側からすると、先生がずっと話してばかりだったら、
全然楽しくないですよね。
特に、会話の練習が必要になるような
語学の授業では、このことが更に重要になると思います。
私は教えているとき、このL.T.T.T.を肝に銘じて、
いろいろ話したいことをぐっと我慢することがよくあります。
でもその分、生徒が一生懸命に日本語を話してくれるのを
見たり聞いたりすると、本当に嬉しいです。
この喜びは教師冥利に尽きます。
L.T.T.T.に気をつけて、授業をしてみませんか?
きっと生徒の反応は、変わるはずです。
ちなみにL.T.T.T.はTESOL(外国語としての英語教育)
から学んだことばです。