我が家はモンテッソーリ教育を取り入れている幼稚園に通っており、幼稚園に教具がそろっているため家ではあまり教具を使ったお仕事はしていません。

でも、どうしても理解を深めてあげた方がいいなと感じた時だけは手作り教具でお仕事をします。

その中で特に今の6歳ちゃんの数の理解を深めたなと感じるのは
金ビーズ と 数字の巻物です。
金ビーズは4歳、数字の巻物は5歳の時にやりました。


【金ビーズ】
本来はこういう↓もの



数に関するお仕事の場合、赤、青、緑には意味があって使えないので、紫で作りました。うちでは「紫ビーズ」と呼んでいます。



ここには写っていませんが、1000のビーズ(立方体)も作りました。
(ただ、中身が空の箱の状態になるので、金ビーズの1000のような重みはでません)



1のビーズ、10のビーズの意味を理解した6歳ちゃん(当時4歳)。

「時計の19分と23分ってどっちが早いの?」という4歳の質問に答えるには、数字の大小を理解してもらわないと無理だなと思ったのでこのお仕事をやることにしたのですが、19や23という抽象をビーズの量という具体物で見ることができてあっという間に数の大小(4桁まで)を理解しました。



ママが出したビーズの数と同じ数字カードを用意する
ママが出した数字カードと同じ数のビーズを用意する
という遊びも大好きで、楽しみながら数字に親しんでいきました。

頭の中で具体量に置き変えながら、抽象の数字の大小を理解するよい訓練だったと思います。


【数字の巻物】

4桁の升目に1(または0)から順番に10個ずつ数字を書いていくお仕事ですが、このお仕事では、桁の感覚がしっかり身についたように思います。




おおはまりして外出先でも書いていました。





右端を1から9まで書くと10の位の数字がひとつ上がり、10の位の数字を9まで書くと100の位の数字がひとつ上がり…ということを繰り返していくうちに、桁が上がるしくみを理解したみたいです。

途中、数を順番に書かずに1の位だけ先に10個書いて次に10の位を10個書いてそれから100の位を10個書いて…という書き方をしていたこともありましたが、それは桁をきちんと理解できていたからだなと思います。(内心、ひとつひとつ順番に書いて欲しいなとは思っていたのですが言いませんでした。)

巻物で書くのは9999(うちは1から書いたので10000)までですが、次の単位さえ教えてあげれば億、兆、京~と更に上の桁までわかるようになっていました。


地道なこと、手間のかかることは年齢が上がるにつれてやりたがらなくなる傾向があるように思いますが、そういったことを喜んでやってくれる時期にこのお仕事ができて良かったなと、4歳ちゃんが6歳になった今改めて思います。