人見知りなら、会話なんて諦めてもいい。できることをやればいい
「人の目が怖い」
「人見知りで、うまく話せない」
「初対面の人と何を話していいのか分からない」
こういう人って、結構いると思う。
そして、そういう人を見ると「もっと積極的になればいい」「会話の練習をすればいい」なんて言われることがある。
でも……私は、もう会話なんて諦めてもいいんじゃないか?と思う。
もちろん、「人と関わることを全部諦めろ」という意味じゃない。
苦手なものを、無理に得意にしなくてもいいんじゃないか?
そういう話です🤭
人見知りは、後から出来上がった個性かもしれない
人見知りって、生まれつきの性格だと思われがちだけど、私は経験から作られていく部分もかなり大きいと思っている。
話しかけたのに無視された。
仲良くなったと思ったのに、自分だけ友達だと思っていた。
家族の中でも、あまり会話がなかった。
そもそも話す相手がいなかった。
そんな経験が積み重なれば、
「話しかけない方がいい」
「余計なことを言わない方がいい」
「人と話すのは怖い」
そんな警戒心が出来上がってしまうこともある。
最初はただの経験だったものが、繰り返されるうちに習慣になり、やがて「私は人見知りだから」という個性になっていく。
「三つ子の魂百まで」という言葉があるけれど、まさにそういうことなのかもしれない。
一度出来上がったものを、
「今日から変えましょう!」
と言われても……まあ、そんな簡単な話じゃないよね。
だったら、できることに全振りすればいい
私は自分から人に話しかける方だけど、兄弟は人見知りのタイプだ。
同じような環境で育っても、全然違う。
だからこそ、人間の性格って面白い。
そして、人見知りの人に「話せ」と言っても、話せないものは話せない。
お見合いなんて特にそう。
「相手が話しかけやすい雰囲気を作りましょう」
「相手の興味を引く話題を考えましょう」
「質問をして会話を広げましょう」
……いやいや。
そんなことを全部できるなら、そもそもそんなに困ってないって。
街コンだってそうだった。
話す相手はいる。
話す時間もある。
話すネタだって用意されている。
つまり、話す環境はもう出来上がっている。
そこで話せない。
人見知りなのかもしれない。
会話そのものが苦手なのかもしれない。
緊張して頭が真っ白になっているのかもしれない。
だったら、もう仕方ない。
その場でできることをやるしかない。
笑顔と挨拶だけでもいい
だったら私は、
「挨拶と笑顔に全振りしよう」
と言いたい。
「こんにちは」
「今日はよろしくお願いします」
「ありがとうございました」
これくらいは言う。
そして、ニコッと笑う。
会釈をする。
それだけでもいい。
「すみません、めちゃくちゃ緊張してます」
「何を話していいのか分からなくなっちゃって……」
「実は人見知りなんです」
もう、言ってしまえばいい。
内容なんてスカスカでいいのよ。
面白い話なんてしなくていい。
気の利いたことを言わなくてもいい。
沈黙したっていい。
出来ることをするだけ。
それでいいんじゃないかな?
印象は、その瞬間だけで決まらない
初対面って、その瞬間にすべてが決まるように思ってしまう。
でも、人の記憶ってそんな単純じゃない。
その場では緊張していて、相手のことを細かく観察している。
だから、その瞬間に
「あ、この人はこういう人だ」
と完全に決まるわけじゃない。
後になって思い出す。
「あの人、どんな人だったっけ?」
そこから、
「ちゃんと挨拶してくれたな」
「笑ってくれたな」
「ちょっと緊張してたな」
「あんまり話さなかったけど、感じは悪くなかったな」
そんなふうに記憶が整理されていく。
だったら、せめて悪い記憶として残らないようにする。
それくらいなら、できるかもしれない。
持っている手札が多い方が、やっぱり有利
もちろん、会話が上手な人の方が有利な場面は多い。
質問できる。
話題を広げられる。
自分をアピールできる。
相手を楽しませることもできる。
人間関係でも、仕事でも、恋愛でも、使える手札が多い方が有利になりやすい。
これは現実としてある。
でも、
「話せない人はダメ」
という話ではない。
ただ単純に、
「話す」という手札を持っている人は、その手札を使える。
持っていない人は使えない。
それだけのことだと思う。
だから、話せないなら別の手札を使えばいい。
笑顔。
挨拶。
会釈。
相手の話を聞く。
相手をよく見る。
そして、
「緊張しています」
と正直に伝える。
それだって立派なコミュニケーションだ。
できないことを、無理にやらなくてもいい
人見知りを克服しなくてもいい。
会話上手にならなくてもいい。
もちろん、それで人生すべてが上手くいくわけじゃない。
恋愛なら、出会いの場で不利になることもある。
仕事なら、意思を伝えられず損をすることもある。
人間関係なら、誤解されることもある。
それでも、
「できない自分」を責め続ける必要はないと思う。
できないなら、できることをやる。
話せないなら、笑う。
うまく説明できないなら、挨拶する。
緊張してしまうなら、「緊張してます」と言う。
それでいい。
だって、人間関係って、何も「面白い話ができる人」だけが作れるものじゃない。
極端な話、
笑顔と挨拶なんて、犬でも猿でもできる。
だからこそ、人間はそれくらい単純なところから始めてもいいんじゃないかな?
全部できなくていい。
その瞬間に、自分ができることをやる。
それだけでいいんだと思う。


