先日の会社での議題。
「浮気しない男は居ないのか!?」
職場のあちこちで白熱する議論を眺めながら、私の結論は最初から決まっていた。
「私的には、居ないね。」
……いやいや、ちょっと待ってくれ。(笑)
最後まで読んでから石を投げて欲しい。
私は浮気を擁護したいわけじゃない。
むしろ逆だ。
「浮気しない関係って素敵だよね。」
って話をしたい。
「浮気しない人」は居るのか?
私は、この問題?質問?自体が少し違うと思っている。
「浮気しない男は居るか?」
じゃなくて、
「浮気できる状況を作らない人は居るか?」
こっちの方が本質なんじゃないかな。
人ってさ、状況や環境に流される生き物なんだよ。
そこに男も女も関係ない。
欲望だってある。
本能だってある。
魅力的な人を魅力的だと思うことまで否定はできない。
だから私は、
「絶対に浮気しません。」
という自己申告だけで安心できるほど、人間を信用していない。
だって、人は利己的だもの。
メリットに弱い。
環境に流される。
都合の良い言い訳なんて、いくらでも作れる。
「私はしない」は、誰の努力?
もちろん、
「私は浮気しない。」
そう思っている人もいるだろう。
それは全然否定しない。
でも、それだけで関係が続くと思ってしまうのは、少し違うと思うんだ。
だって、それって結局、
相手の意思と価値観に全部丸投げしているだけだから。
「私はしないから、あなたもしないでね。」
「あなたなら大丈夫。」
それって信頼なんだろうか?
私は少し違うと思う。
むしろ、
依存なんじゃないかな?
相手が誘惑に勝つこと。
相手が良心を持ち続けること。
相手が自分を思い出し続けてくれること。
全部、相手任せ。
それを私は、
「浮気しない人を探している」
というより、
「浮気しないことを相手に依存している」
ように見えてしまう。
私が好きなのは「浮気しない関係」
だから私は、
「浮気しない男」
より、
「浮気しない関係」
の方が好きなんだ。
恋愛も結婚も、一人で作るものじゃない。
共同体なんだ。
だから、
理解も、
譲歩も、
協力も、
努力も、
全部、お互いに必要なんだと思う。
相手だけに要求して、
自分は何もしない。
それじゃ共同体じゃない。
依存だ。
パートナーなのか?
宿主なのか?
好きに呼んだらいいさ。(笑)
努力って、もっと具体的でいい
努力って言うと、
「愛情を伝えましょう。」
「コミュニケーションを大切に。」
そんな綺麗な言葉ばかり並ぶ。
私は、もっと具体的な話が好きだ。
例えば・・・
同じアクセサリーを身につける。
スマホの暗証番号を共有する。
予定を共有する。
相手の予定があるなら送迎をしにいく。
一緒に旅行のための貯金をする。
次はどこへ行こうかって話をする。
一緒の目標を持つ。
私は、こういう努力の方が好きだ。
一緒に時間を共有する。
一緒に未来を作る。
相手が独り身のような感覚になる時間を減らしていく。
「帰ったらあの人がいる。」
「今度の休みは旅行だ。」
「一緒に貯金してるんだ。」
そんな思い出や予定が、人を繋ぎ止めるんじゃないかな?
努力と管理は違う!勘違いしないでね?
ここを勘違いして欲しくない。
私は、
位置情報を強制しろ。
メッセージを見ろ。
SNSを制限しろ。
なんて話をしているんじゃない。
それは一方的な要求になりやすい。
私は、それを管理と呼ぶ。
でも、
双方が理解して、
双方が譲歩して、
双方が納得して、
「共有しよう。」
となるなら話は別だ。
私は、
一方的な要求を管理と言い、相互理解を努力って言うんだ。
行動そのものじゃない。
大切なのは、
お互いが納得しているかどうか?
そこなんだと思う。
相手に求めるなら、自分も差し出す
「浮気しないでね。」
もちろん!!!、そう思う。
私だって思う。
でも、
相手に求めるなら、
自分も出来るだけの開示と提示をしないと始まらない。
『私はしません。』
……自己申告だけなら、何とでも言える。
ペルソナなんて使い放題だ。
だったら、
お互いに見せられるものは見せる。
お互いに共有できるものは共有する。
お互いに譲歩できるものは譲歩する。
その積み重ねが、
信用になり、
信頼になり、
「この人と一緒に居たい。」
に変わっていくんじゃないかな。
恋は盲目。でも、共同体は現実だ
恋は盲目。
だから、
「好きだから大丈夫。」
って思いたくなる。
でも、共同生活は現実なんだ。
人は利己的だ。
欲望もある。
誘惑もある。
環境にも流される。
だからこそ、
私は、
「浮気しない人」を探すより、「浮気しない関係」を育てたい。
その方が、よっぽど現実的だと思うから。
お互いを理解する。
お互いに譲歩する。
お互いに協力する。
お互いに努力する。
そして、一緒に時間を共有していく。
私は、それが一番素敵なパートナーシップなんじゃないかと思う。
だから今日の議題、
「浮気しない男は居ないのか?」
私の答えは最後まで変わらない。
「私的には、居ないね。」
でも、それは人間を諦めているからじゃない。
むしろ逆だ。
人は弱い。
人は利己的だ。
人は環境に流される。
だからこそ、
お互いが「浮気しない関係」を一緒に作っていく。
その努力を惜しまない二人なら、私は何より素敵だと思うんだ。




