凄く好きだった。

シルバーアクセサリー

ブランドの善し悪しなんか関係なく、デザインで選んでいた。

 

学生の時からシルバーアクセが好きで、良く買っていた。

特別好きなブランドがあったわけじゃない。

高価なモノを買っていたわけでもない。

 

田舎だったし、通販も今ほど普及していなかったから、簡単に買うことは出来なかった。

でも、好きで探していたし、

集めて、身に着けて満足していた。

 

キラキラしていて、なんか気持ちが良かった!

漫画や芸能人の影響かも知れないけれど、好きだった。

 

今じゃほとんど残ってない・・・

何処に行ったんだろう?

私が諦めたこと。やめたこと。②

 

アクセサリーを買うことを止めた。

 

シルバーアクセが好きで、石付きのモノは苦手だった。

 

銀には味が出る。

使い手の、持ち手の味が出て、量産品でも安価なモノでも、使って行くうちにその人だけのオリジナルになる。

キズが付いて、くすみが出て・・・

好きな部分を磨いて、輝きを出して・・・

世界に一つだけのオリジナルになってくれる。

 

ゴールドは変色しない

鉄の腐食はとれない

ステンレスは固すぎて傷が付かない

 

宝石や石は変化しない。

そして、味が出ないで想いが宿る。持ち手の、使い手の思いや魂が宿るって感じてる。

 

その点シルバーは違う!

変色するし、傷は付くし、変形もする。

だから、自分で磨いたり、傷を付けたり何でも出来る!

最高に好きだった。

  アクセサリーを諦める・必要ないって決めた理由

 

キッカケは単純。

子供が産まれてさ、抱っこしたの。

赤ちゃんなんて気になるよね?キラキラしてたら手を伸ばす。

当たり前のように手を伸ばしてさ・・・私のピアスを引っ張った。

「gasy!!taya#"kug@@s\」言葉にならなかった。

驚きと痛みでの衝撃!笑劇?

 

簡単にあきらめた。

 

「あ!付けるのやめよう」って

 

驚くほど簡単に身につけなくなった。

 

大好きだった時は、自分で粘土から作って、焼き上げて磨いて・・・

自分だけのアクセを作ってご満悦!

特別な人にも渡したりとかして、自分だけのオリジナルが自慢だった時もある。

 

でも、簡単に好きを手放した。

 

優先順位が変わった。

アクセサリーなんてさ、小さくてキラキラしていて気になるでしょ?

ピアスなんて特に小さいし、落としても気が付かないこともある。

 

それが小さな子供の手の届くところにあったら?

 

⚠危険でしかない。

 

単純に、アクセを付けたり並べる事より、子供が大事って思ったのかな?

後は、身に着けてたら壊される💦

うちの子が特別なのかもしれなけれど・・・・

安全に身に着けられるって思えなかったね。

 

 

付けたかった理由がなくなった。

アクセを付けるのって、個性や自己表現だったりすると思う。

 

オシャレもそうだし

他人との差別化もある

有名人のおススメはチェックしたいし

憧れの人とおそろいは絶対欲しい!

 

全部、自分の表現方法でファッションなんだよね。

ジャラジャラ付けるのも良いだろうし、アクセントに1つ付けるのも素敵。

 

アクセ1つで、その人の雰囲気やイメージはガラッと変わる。

だから、人との違いを出したかったし、人より良いものを持っているアピールや目立てると思っていたような気がする。

 

でも、個性を求めなくなった。

個性を出すのは見た目じゃなくて良いって思った。

子供が居た頃は、私が誰かじゃなく・・・子供の親でありたいって思った。

親って言う存在になる為に、個性より親らしさを求めたのかな?

 

有象無象の目立たない方が良いんじゃないか?って感じていた。

だから、目立つ方向や、奇抜な方向は止めた。

 

とはいえ・・・目立つし、人の目に留まってしまうのは、性なんだろうね・・・。

 

 

自分を守る鎧を捨てた。

アクセサリーってさ、なんとなく守ってくれてる感じしない?

少なくとも私は、アクセサリーがあるとなんとなく落ち着くし、気持ちが良い。

理由は分からない。

だから何もないより、何かを身に着けている方が安心感がある。

 

でも、何から身を守っていたのか?が、分からなくなった。

 

他人の目線が気になっていた時は、アクセがある事で、私じゃなくアクセに目が行っているような気がして

少し気が楽だった。

光るモノに目が行くのは人の習性だからね。

自分を見られたくないからこそ、身に着けていたのかもしれない。

 

でもさ・・・実際には私を見ている人なんて居ないんだよ。

その他大勢の人は、私なんか気にもしていない。

これが現実。

 

誰も見てないのに、誰からの視線が気になっていたのか?

気にし過ぎだったんだよね。

 

そして、身近な人はアクセなんか見ない。気にもしない。

私を見ているからね。

そしたら、アクセサリーを身に着ける意味を見失ったね。

 

 

  それぞれの価値観なんだろうけど、私は「アクセ要らない」って思った。

 

そして、私はアクセサリーを見に付けなくなった。

もともと持っていたシルバーアクセは沢山あったはずなのに・・・

気が付いたら、何故かない・・・?

何処に行ったのか、いつから無いのかも分からない。

 

無いものは無い。

仕方ない。

 

それでも、シルバーアクセが嫌いになったわけじゃないし

正直、今でも好き。

時間が無限にあったなら作りたいって思うし、集めても良いって思う。

でも、優先順位の上位には居ない。

もっと他にやりたいことや好きなコトがあるし、挑戦したいことも出来た。

時間には限りがあるから、順番だね!

 

もし、機会があって、素敵な巡り合わせがあったなら・・・

またいつかどこかで、手に入れて身に着ける日が来るんだろう。

それまでは、必要ないって今は思ってる。