「どしたん?」
って、聞かれたら、『別にどうもしてない』
「なんかあった?」
って、聞かれたら、『なんもない』
「素直に言ってみな?」
って言われたら、『正直、うるさいねん』
って、感じるのは・・・
私がひねくれているから?
でも、心のどこかには・・・言いたい言葉や、分かって欲しい想いがあったり無かったりするもんなのよね。
だって、火のないところに煙は立たないって言うからさ。
素直も正直も他人事
人って不思議なモノで、人には素直な気持ちとか、正直に全部伝えるとか・・・
自己開示を簡単に求めてしまう。
でも、自分が伝えているのは上辺だけ。
誰にでも話せるような、過去の話しや思い出話し
思っていることを伝える時も、当たり障りない周囲に反感されない程度の薄い言葉。
人には、深い話しや、内面の感情を吐き出させて、聞こうとするけど、
自分がしているか?
って言われたら、そんなことは無いんじゃない?
人には求める。本音と建前の裏側
「素直になりなさい!」
「正直に言いなさい!」
何て、昔どこかで言われたことが無いだろうか?
むしろ、今でもよく聞くセリフな気もする。
言われたとしたら、誰に言われたかな?
言ったとしたら、誰に行ったのかな?
学生のころには、先生に怒られる時によく言われた気がするし・・・
親に叱られる時にも言われたような・・・記憶があるような?ないような?
それって言うのは、何かを隠そうとしている時に言われてる。
隠したい何か・・・自分に都合の悪いことを隠したい。
でも・・・
誰でもあるでしょ?
自分にとって都合の悪い事実の一つや二つ。
誰にでも言えることもあれば、言えないこともある。
人には言えない事が、無い人なんて居ないよきっとね。
そして、色々なタイミングで誰かに聞かれる時がある。
自分の本音を、素直な思いを聞かれる時がある。
怒られる時もそうだし、相談の時もそう。
そして、告白の時・・・
人の気持ちを知りたいって言うのは、誰もが持つ欲求なのかもしれない。
知ることで得られる『安心』って言うのは、ある意味とっても魅力的な感情って言えるんじゃないかな?
相手の気持ちや言葉が、自分と近かったり同じなら単純に安心するだろうし
違っていたら、相手に合わせることで共感出来たりするだろう
もしくは、相手を否定して非難することもある。
『叱る』っていう、強者の特権を使って、相手を強制することも選択肢あるかもしれない。
人の本音って言うモノを聞くことは、どうしても優位に立つことに繋がるから・・・
自分の立場が約束される『安心感』っていう魔力には人は勝てない。
だからどんな人も、自分以外の相手に対しては本音や、素直な気持ちを知りたがる。
逆に、同じ理由で人には本心を出さない人も多いんじゃないかな?
本音と建て前を使い分けて、上手に人付き合いをして
自分のコトを守りながら・・・人には本音を言わせようとする。
学生の頃にとっても感じた、「嫌な大人」って存在のことなのかもしれないね。
自分の想いすら分からないのに、伝えられるわけがない。
聞かれて、答えたくない!って思うのはよくある事。
秘密にしたいことだってあるからね。
とはいえ・・・
答えられることと、本当に分からなくて答えられないこともある。
答えられるのは・・・
事情・状況・経過と結果
要するに、目で見て分かる事。
客観的に分かるし、言葉に出来なくても「事実」が目の前にあるから、何とかなる。
事故の状況とか
失敗の原因とかね
答えられないのは・・・
想いや感情
目で見えないモノで、言葉で表現しきれないモノ。
よく言われる・・・「私のどこが好き?」ってさ、答えられるよ?確かにね?
分かるけど、でもそうじゃなくない?
「好きなモノは好きなんよ!」っていう表しきれない感情。
あとは・・・自分に都合の悪い事実。
感情や想いなんて、表現できないから漠然とした内容にしかならない。
それを伝えようとしても、言葉にならないし・・・
何より、自分で自分の想いを把握できている人なんて少ない。
自分の好みを伝えようとしても、目で見える特徴しか出て来ないように
自分が感じる感情を表現するのは難しいし、
好きや嫌いに理由を求めるのが、ナンセンス。
本音を聞かれて、素直な思いを聞かれても、
自分が想いの本質を表現できるほど理解していないだろう。
好きなモノは好きだし・嫌いなモノは嫌い・無理なモノは無理で
やりたいことはやりたい!それ以上でも以下でもない。
それなのに、聞いてくる人って本当に迷惑なのよ。分かれよ・・・自分でも分からんって
他人なんて、本当に無責任。本音が伝えられるのは限られた人だけ
人の想いを気軽に聞いてくる人がいる。
正直、面倒って思います。
答えられないし、答えたくないのよ。
勝手に人の感情を決めつけて、話してくる人がいる。
勝手に話しててくれ・・・それは私のことじゃない。
親切な雰囲気・・・優しい雰囲気・・・気が利いて、話しやすそうな人がいる。
本当にそんな人いる?
下心のある誰かじゃない?
自分の本音や想いって、基本不特定多数の人には言いたくない。
それを伝えるって言うことは、ある意味で弱みを渡してしまうことになる。
人の想いを聞いて、聞いた人はどうするのかな?
なにもしてくれないかもしれないよ?悪いことになるかもしれないよ?
そんな風に思ってしまう私は、きっと人付き合いが苦手です。
もしくは、他人に興味が無いのか・・・他人を信じられていないのか・・・
残念な人間なのかな?
仮に・・・
自分の想いの中に、不安やモヤモヤする感情があったとしたら、何とかしたいと思うかな?
誰かに相談したいって思うかな?
相談相手には、自分の想いを伝えられるだろうかな?
相談された相手も、思いを聞かない事には話も出来ないから教えて欲しいだろう。
でも、相談する相手はきっと自分より上位の人
相談するってことは、自分より上って認めたから相談している。
同じか下位なら、愚痴や文句を言うだけだろうからね。
本音を知られて、マウントを取られても大丈夫だから出来ること。
そして、自分でも分からない思いや感情を聞き出して、引き出してくれる人。
モヤモヤって言う、表現できない感情を多彩な表現で細かく分かり易くして
自分でも気が付けなかった感情を見つけ出してくれる人。
逆に言うと、
自分が認めていない人には本音を伝えることはない。
聞き出してくれないと、伝えることも出来ないし
引き出してくれないと、自分では気が付くことも出来ない。
素直な自分の見つけ方
素直って言うのはさ・・・自分一人じゃきっと見つけられないんだよ。
一人きりなら、本音や想いなんて気にすることもなく自由に生きていけるからね。
誰かに隠すこともなければ、忖度することもない。
でも、他人が居るから・・・理解と共感が必要になる。
それで、伝える必要が出来て、伝えたくない事実が出来る。
その時に初めて、自分の本当の思いって言うのに出会うんだろう。
その中に・・・表現できない感情があるだろし、自分でも分からない何かが生まれることもある。
そして、他人との関係の中で言葉に影響されたり、左右されることで、
自分の想いを見失うこともあれば・・・間違った認識をすることもある。
そして、分からなくなったり、気が付けなくなった時には・・・
誰かに聞いてもらいたくなる。
その時に、聞いてくれる人が必要で、聞き出してくれる人が必要になる。
他人が居ることで要ることで、自分を見失うように・・・
自分以外の誰かが居るから、自分を見付けることが出来るようになる。
私達は、他人が居るから、自己を認識できて、理解しようとして生きていくことになる。
素直な自分って言うのは、他人が居るから私達は見つけられるんだろう。





